精神科医が教える「気がきく人」に近づくための2つの方法
こんにちは。精神科医しょうです。 「体調が悪そうな人に自然と声をかけてあげられる」 「周りに対してさりげなくフォローをしてあげれる」 あなたの職場や周りにはこんな「気がきく人」はいますか?反対に「あの人、いつも自分の事ばっかりだなあ」と思うような気がきかない人もいるかもしれませんね。ではこの気がきく人と気がきかない人の違いは何なのでしょうか?気がきく人と気がきかない人の決定的な違いとは?両者の違いは以下のようなものがあげられます。 【写真】精神科医が教える「気がきく人」に近づくための2つの方法 ①コミュニケーションスキル 気が利く人 →適切なタイミングでのコミュニケーションが得意であり、相手が話したいときや助けが必要なときに気づいて配慮できる。 気が利かない人 →適切なコミュニケーションのタイミングが難しいことがあり、相手のニーズに敏感に反応できない傾向がある。 ②共感力の違い 気が利く人 →他者の感情や立場に共感し、理解することができる。相手の立場に立って考え、感情に寄り添う気持ちが大きい。 気が利かない人 → 他者の感情や立場に理解が不足しており、共感力が低い傾向がある。そのため相手の感情に敏感に反応できないことも ③他者への配慮 気が利く人 →他者への気配りがあり、相手のニーズや期待に応えることが得意です。細かい気配りを行える。 気が利かない人 →他者への注意が不足し、相手の期待に応えることが難しいことも多い。 もちろん人には様々な特徴や性格、気質などがあります。そのため当然気がきく人もいれば、気がきかない人もいます。なので、まずは「自分のできる範囲で気がきく人になろう」と意識をする事から始めて見てほしいんです。そうすることで ・周囲との人間関係が良好になる ・自己成長の促進につながる ・信頼性の向上が期待できる このように自分だけでなく、周囲にも良い影響を与える事ができるんですね。 ■「気がきく人」に近づくための2つのアプローチ法 ①注意深く聴く 良いコミュニケーターは優れたリスナーでもあります。相手の言葉に注意を払い理解を深めることで、より良い関係を築くことができます。そのため、自分の中で答えが決まっていたり、先読みをしすぎてついつい話が終わっていないのに自分の話を始めてしまう事のないように注意してみましょう。例えば、 ・会話中も相手の話が終わってから、返答をする事を心がける ・聴くことに集中して、相手から意見や反応を求められたら話す などなど、注意深く聴くことを意識をしてみましょう。また、 ・できるだけ相手の話すスピードに合わせる ・しゃべる間を意識してみる なども、相手とのよいコミュニケーションにつながるでしょう。 ②気づきの意識を持つ 気がきく人になる上で重要なポイントの1つが、気づけるかという点です。 ・変化や違いに気づいて、何か行動を起こせるか? ・違和感に気づいて、思いやりや寄り添えるか? ・相手と自分の違いに気づいて、客観的な視点をもてるか? など気がきく人は、この気づける力が高いと言えるんですね。もちろん、だから明日から気づける人になりましょうといっても難しいです。そのため、まずは周りに少し興味を持つ事から始めてみましょう。それは、人であったり周りの環境であったり、どんな事でもよいです。そうして、いつもの状態を知って置くことで、何か変化や違いがあった時に「あれ?なんかいつもと違うかも…」と気づきやすくなるでしょう。 ■まとめ 今日は気がきく人と気がきかない人の決定的な違いのお話でした。ぜひ「自分のできる範囲で気がきく人」を目指していきましょう。 文/精神科医しょう 普段は精神科医として働きながら、InstagramやvoicyにてHSP気質に関する発信も行なう。総フォロワー7万人以上の方々に対し、「他人軸ではなく自分軸で気楽に生きられる」をテーマに発信中。
精神科医しょう