古刹鮮やか 寺の境内で「オオモミジ」見頃 「今年は色づき良し」/兵庫・丹波篠山市
兵庫県丹波篠山市味間奥にある「大國寺(だいこくじ)」のモミジが鮮やかに色づき、見頃を迎えている。朝早くからカメラを手にした参拝者が多数訪れ、山中の静かな古刹でもみじ狩りを満喫している。 重要文化財の本堂前のオオモミジは樹齢250年と伝わる。足元には愛らしい姿の仏像が横たわり、訪れた人々に優しい笑みを向けている。 酒井裕圓住職(60)は、「一昨年と昨年は色づきが悪かったが、今年は長引く暑さで紅葉は遅れはしたものの、色づきはすこぶる良い」と目を細めている。 オオモミジの見頃は24日ぐらいまで。ただ、境内にはこのほかにもさまざまな種類のモミジが植栽されているため、もみじ狩りは当分の期間楽しめそう。 同寺は近年、コスプレイヤーの撮影地として、また、龍神のご利益が得られるパワースポットとしても知られるようになり、話題を集めている。開場は午前8時―午後5時。