ラスベガスのテスラ車爆発、死亡の運転手は現役陸軍兵士=当局
David Shepardson Karen Brettell [ラスベガス 2日 ロイター] - 米警察当局は、西部ネバダ州ラスベガスのトランプ・ホテル・ラスベガスの外で1日朝、米電気自動車(EV)大手テスラのサイバートラックが爆発して炎上した事件について、車を運転し、遺体で発見された男の身元を特定した。 コロラド州コロラドスプリングス出身の現役の陸軍兵士で、単独での行動とみられる。 ラスベガス市警のマクマヒル保安官は2日の記者会見で、男は爆発直前に自ら頭部を銃で撃ったとみられると発表。足元から1丁の拳銃が発見されたという。 米連邦捜査局(FBI)は2日、ルイジアナ州ニューオリンズで1日未明新年を祝う群衆にトラックが突っ込み、15人が死亡した事件との関連はないもようという見方を示した。 FBIはまた、ラスベガスのサイバートラック爆発がテロ行為かどうかは現時点で明らかではないとしている。 当局は車内にいた男が現役兵士のマシュー・リベルスバーガー容疑者(37)とみているが、遺体の損傷が激しく、DNA鑑定と医療記録による確認を待っている。 車内からは容疑者の足元にあった1丁を含め2丁の半自動拳銃が見つかった。どちらも容疑者が12月30日に合法的に購入したものだった。軍の身分証明書やパスポート、iPhone、クレジットカードも発見された。 軍当局者によると、容疑者は陸軍特殊作戦司令部の配属で、死亡時には承認された休暇中だった。陸軍特殊作戦司令部の報道官は現在進行中の捜査についてはコメントしないと述べた。 親族によると、容疑者はトランプ次期大統領の支持者で、トランプ氏を軍に好意的な人物とみていたという。 マクマヒル保安官は容疑者に犯罪歴はないようだと述べた。