中学生が共同開発「すいかアイス」人気 南越前の道の駅
特産しらやま西瓜が知られる福井県越前市白山地区の武生五中の生徒たちが、自分たちの手で栽培したスイカを使い、アイスクリーム業者とともに「武生五中すいかアイス」を開発した。南越前町の道の駅で販売され、8月17日には生徒たちが店頭に立って自信作をPRした。 同校では毎年、全校生徒が畑で農家の指導を受けながら「五中すいか」を育てており、本年度は3年生がスイカを使った加工品やランタンも手がけた。 アイス作りは重屋さんと畠さんが担当。南越前町のアイス製造「こう太郎のあいす屋さん」と打ち合わせを進め、試食品を一緒に作ったり、パッケージのデザインを考えたりと商品化を目指した。ふたのラベルには同地区の"象徴"コウノトリのイラストを描き、「ほっぺた落ちるよ」と書き込んだ。 アイスは、まろやかさの中にスイカの風味があり、畠さんは「『ほっぺた落ちるよ』のフレーズそのまま」と大満足の様子。 帰省のUターンで混み合う道の駅「南えちぜん山海里」では、応援に訪れた同級生とともに客を販売コーナーへ誘導したり、試食を呼びかけたりした。 重屋さんは「スイカの表面の色が少し悪かったり、ひびがあったりしても加工品として使える。無駄も減っていい」と話していた。 準備した商品はこの日で売り切れ、26日から追加販売される予定。