きらめくススキ、秋風にそよぐ 東伊豆・細野高原 12月1日まで「観賞会」
東伊豆町の細野高原でススキが見頃を迎えた。同高原は静岡県内有数のススキの名所として知られる。町観光協会によると、11月下旬ごろまで全体が黄金色に染まりそう。12月1日まで「秋のすすき観賞会」と題した協会主催イベントを開催している。 細野高原は面積約125万平方メートルを誇り、広大な草原ではきらめく穂が秋風にそよぐ。高原内では各所に眺望ポイントがあり、「開けた山々から雄大な海まで、老若男女が楽しめる風景とコースが用意されています」と協会職員の青嶋優太郎さん(31)。特に三筋山(標高821メートル)の山頂付近では、条件が整えば黄金色の草原と相模湾、伊豆諸島が一望できる。イベント期間中はスタンプラリーを実施したり売店が出店したりする。 例年と比べると1カ月程度見頃が遅れていて、夏季の猛暑の影響とみられる。中学生以上は入山料千円が必要。観賞会以降も散策は可能という。
静岡新聞社