子どもたちがパンフ作り開始 西淀川のものづくり力発信へ
子どもたちがパンフ作り開始 西淀川のものづくり力発信へ THEPAGE大阪
大阪・西淀川区のものづくり力発信に取り組む地元子ども隊員「ものづくりレンジャー」が工場の見学取材を終え、中間報告会で活動成果を発表した。今後、ものづくり力をアピールする広報用のチラシやパンフレットなどを作成したうえで、8月の地元イベントで発表する。
「レーザーの火花に最初はびっくり」
ものづくりレンジャー隊員は「ミスターブラック」「ミニオンレンジャーZ」など、5隊のチームに分かれ、春休み期に西淀川区内のメーカー5社を訪問。チームごとに撮影班、記録班を決めて、工場見学や取材を精力的にこなした。各社とも隊員たちの受け入れに積極的で、社長自身が案内役を買って出るケースもあった。 隊員たちはプレゼン能力を磨くため、パワーポイントで表示された写真をもとに、ひとりずつ取材内容を報告。やや緊張しながらも、「レーザーで金属を切っているところです。火花が一杯出て、最初はびっくりしました」などと、臨場感豊かに表現。 「この日入ったばかりのいちばん新しい機械を見学しました」と、スクープ報道も飛び出した。レーザーポインターで画面を示しながら、大人顔負けのプレゼンに挑戦する隊員もいた。
ママと隊員の会話「会社の名前はバーンと」「バーンと?」「バーン!」
取材報告の後、いよいよPRツール作成のための編集会議。あれこれアイデアは出るものの、なかなかまとまらない。付き添いの保護者も会議に参加。「会社の名前は分かりやすいよう、バーンと入れてあげな」「バーンと?」「バーン!」などと、ママと子ども隊員との間で、豪快なやりとりが続く。 他のママから「きれいなチラシを作って女のひとに渡せばいい。渡したい人別にチラシを作り直してみたら」と、消費者目線のアドバイスが出てきたが、子ども隊員には少々むずかしいか。 それでも、子ども隊員には柔軟性がある。大人たちの助言を取り入れながら、思い思いにアイデアを書き込んでいく。写真などの資料を持ち帰り、引き続き自宅で検討したいという持ち帰り研究希望派も。区役所担当者は「パンフレットのかたちも、三角や丸でもいい。子どもたちならではの自由な発想を生かしてほしい」とエールを送る。