多世代が集える場に 鼎でコミュニティカフェ お食事処・夢【長野県】
長野県飯田市鼎下山の店舗で、コミュニティカフェが始まった。料理教室やコミュニティ居酒屋など多彩な催しを展開。会場のお食事処・夢の店主で企画した北村裕美さん(43)は「皆のよりどころとして集まる場所となり、物事への関心を深めたり、輪を広げたりするきっかけづくりができれば」と話している。 鼎地区基本構想・基本計画の実現に向け、活力ある地域づくりを目指して自ら主体的に取り組む活動を支援する「鼎地区パワーアップ事業」を活用した。 接点のない人たちが集って食事を楽しむ9月の「コミュニティ居酒屋」を皮切りにスタート。これまで体操や足もみの教室、高校生向けの動画編集教室などが開かれ、子どもからお年寄りが参加してきた。 料理教室には4家庭10人が訪れた。農家から提供されたサツマイモをふんだんに使い、さつまいもご飯や大学芋など4品の献立づくりに挑戦。子どもたちは食材をカットしたり、具材をフライパンで炒めたり積極的に調理に参加した。全員で「いただきます」をして出来たてをほおばり、会話を楽しみながら交流を深めた。 11月末には2回目のコミュニティ居酒屋を開催。参加者を40代に限定し、鼎地区在住者や縁のある7人が集まった。 地区在住の女性(42)は「同じ鼎同士で話が広がり、今後について考える場になった」、リラクゼーションサロンを経営しながら、マルシェなどイベントも企画する女性(43)は「まずはこの場所を知ってもらうことで、多くの人が集えるのでは」と話していた。 今後のイベントは同店のSNSなどで発信していく。