【ダイヤモンドS】3000m以上で複勝率100% テーオーロイヤルのスタミナを信頼
3つのファクターから推奨馬を見つけ出す
今回は2月17日(土)に東京競馬場で行われるダイヤモンドSについて下記3つのファクターを組み合わせる、コンプレックスアナライズで分析を行なっていく。 【フェブラリーステークス2024 推奨馬】一線級相手に善戦、ダートは複勝率100%! SPAIA編集部の推奨馬を紹介(SPAIA) ・レースの好走馬及び凡走馬の共通項を探る「重要データ」 ・目には見えない上積みを探る「前走の敗因」 ・適性と素質を知るための「血統評価」 特別登録のあった10頭を検討対象とし、過去10年分のデータを使用する。
重要データ:勝ち馬が出ていないディープインパクト産駒
ダイヤモンドSは東京芝3400mという特殊な条件で実施される超長距離レースだ。従って好走する産駒にも偏りが出やすい。最も多くの勝ち馬を輩出しているのはハーツクライ産駒で【3-1-2-10】で単勝回収率58%、複勝回収率61%だ。今回の出走予定馬にはハーツイストワールがいる。 ほか、オルフェーヴル産駒が【1-2-1-3】、キングカメハメハ産駒が【1-2-0-10】とそれぞれ好調で、いずれも複勝回収率が100%を超えている。今年はキングカメハメハ産駒の出走予定はないが、オルフェーヴル産駒はヒュミドールが登録している。昨年の2着馬だけに軽視はできない。 注目したいのはディープインパクト産駒。成績は【0-2-3-21】で複勝率19.2%、複勝回収率53%。出走頭数はかなり多いが勝ち馬を輩出できておらず、ハーツクライ、オルフェーヴル、キングカメハメハと比べれば好走率も低い。今年はグランスラムアスク、サリエラと2頭が登録。サリエラは上位人気が想定されるが、割引が必要なデータだ。またレース全体の牝馬は【0-0-1-8】と好走例が少なく、その点においてもディープインパクト産駒の両頭はマイナスだ。 【ハーツクライ、オルフェーヴル産駒の出走予定馬】 ・ハーツイストワール ・ヒュミドール 【ディープインパクト産駒の出走予定馬】 ・グランスラムアスク ・サリエラ
前走の敗因:ステイヤーズSのテーオーロイヤル
テーオーロイヤルの前走はステイヤーズSで2着。このレースはアイアンバローズとアフリカンゴールドが後続を離して逃げたがそれでもスローペース。テーオーロイヤルは上がり最速33.9秒で追い込んだが、それでも2馬身半届かなかった。中間のラップも考慮すれば向正面ですでに勝負は決しており、アイアンバローズは勝つべくして勝ったというレースだった。テーオーロイヤルは展開負けの印象もあり、3000m以上の長距離レースではダイヤモンドS1着、天皇賞(春)3着、ステイヤーズS2着で【1-1-1-0】。複勝率100%と安定感が光る。