高杉真宙が語る 舞台の魅力は「何ができるか浮き彫りになる場所」
日テレNEWS
映画『東京リベンジャーズ』や朝ドラ『舞いあがれ!』など数々の話題作に出演している俳優の高杉真宙さん(27)。2009年に上演された舞台で、俳優としてのキャリアをスタートさせ、それからほぼ毎年、舞台に出演し続けています。 【画像】演じたい役を明かす高杉真宙さん 今年はシェークスピアの代表作『ロミオとジュリエット』(9月13日から上演)の舞台でロミオ役に挑戦。稽古中の高杉さんに舞台の魅力についてインタビューしました。
■どうしても、やりたかった『ロミオとジュリエット』
――現在『ロミオとジュリエット』の稽古中ということですが、稽古をしてみて何か感じたことはありますか? まっすぐ向き合うことが大事なんだなって思いますね。台本に書いてあるもの、感情っていうのを忠実に。何かに頼ろうとするんじゃなくて、自分の思ったことだったりとか言葉だったりとか行動で示していくことが必要だなって思っています。 「言葉を信じる」っていうことを、演出の井上尊晶さんには言っていただいていて。「文学に負けない、言葉を信じる」っていうのを、その言葉通り受け取って、いま日々稽古をしている気がします。 ――難しさを感じる部分はありますか? 全体的に詩的なセリフが多いので。長いですし、それがうまく聞かせられるように感情が伝わるようにしゃべるっていうのが大変ですね。やっぱりセリフとしてじゃなくて、言葉として、ちゃんと意味も含めて伝えていくっていうのが重要なんだろうなとは思っているんですけど。 ――高杉さんにとって『ロミオとジュリエット』はどうしてもやりたかった作品のひとつだと聞きました。どこに魅力を感じたのでしょうか? (デビューして)最初の仕事も舞台でしたし、だからシェークスピアの作品に出るということに対して、憧れがすごくあって。その中でも誰しもが知っている『ロミオとジュリエット』はいつかやってみたいなって。 (作品で描かれている)愛についてと死については、誰にとっても共感する部分というところが魅力なのかなと思いますね。 ――高杉さんは漫画やゲームがお好きですが、『ロミオとジュリエット』に挑む中で読んでいる漫画はありますか? 本当に何も考えなくていい、笑える漫画が読みたくなります。濃い作品を頭に詰め込みたくないんだと思いますけどね。何かそういう単純な面白いやつっていうのを読みたくなりますね。スポーツ漫画とかもいいですよね。スポーツ漫画も大好きなんで、そういう漫画ばっかり読んでいますね。