AKB48 17期生の正鋳真優

2005年（平成17年）12月8日に秋葉原で産声を上げたAKB48。前田敦子、高橋みなみ、小嶋陽菜、篠田麻里子、大島優子、指原莉乃ら数々のスターを生み出し、誰もが知る国民的アイドルグループとなった。 【画像】正鋳真優のグラビア あれから十数年、元号は令和に変わり、また新たなスター候補生が続々と加入している。当時とは異なる状況で、彼女たちは何を思いAKB48になろうとしたのか？　どこを目指すのか？　フレッシュメンバーの魅力を深掘りインタビューでお届けです！ 第4回は先日行われた「AKB48春コンサート2024 inぴあアリーナMM」で正規メンバーに昇格した17期生・正鋳真優（まさい・まゆう）。令和に加入メンバーで唯一水着グラビアに挑戦中。前編ではAKB48に入るまで。11年続けた新体操の話や、吉野家でのバイト話などを語ってもらいました。 ■マイペースすぎて親から心配されていました ――子供時代はどんなコだったんですか？ 正鋳　マイペースすぎるコでした。保育園で先生から「お外へ行くよ」って言われても、「なかで遊ぶ」って、私ひとりのために先生が付いてくれたり。お昼寝の時間も、終わったら着替えなきゃなのに、まだ寝ていたいから、すごいゆっくりしたり。 ――手のかかるコだったんですね。 正鋳　お母さんは普通に心配していました。これは本当にマイペースということで終わらせていいコなのかって。 ――何か問題があるんじゃないかと。そのマイペースは今も続いてるの？ 正鋳　今はすごい早くなりました。小3ぐらいの時に急に変わったんです。担任の先生がめちゃめちゃ宿題を多く出す先生で、それを終わらせなきゃって、早くやるようになり。あとは小4でキビキビ動くコたちと仲良くしていて......。小3で変わり始めて、小4で完全に普通の人になりました。 ――周りの環境って大事なのかもしれませんね。子供の頃はどういう遊びをしてました？ 正鋳　リカちゃん人形をサンタさんにもらって。箱を広げるとお家になるやつとかで遊んでたんですけど、妹にグシャグシャにされちゃったり（笑）。あとはDSとか、お絵描きも好きでしたね。 ――インドアですかね。正鋳　でもドッジボールは強かったです。キャッチはできないけど、逃げるのが上手で、最後まで残ったり、運動神経は良いほうでした。よく家の前でお父さんとかけっこをして、子供相手でも容赦しないお父さんに、負けるのが悔しくて頑張るみたいな。それで鍛えられたのもあると思います。 でも、新体操をやってたのが一番大きいです。いとこがバレエをやっていて、私もやりたいって教室を探していたら、新体操の教室を見つけて。衣装が可愛いからやりたいって。4歳の時ですね。お母さんもそこは挨拶や礼儀がちゃんとしてるからいいんじゃないって。 ――練習はどうだったんですか？ 正鋳　厳しかったです。小学校の高学年ぐらいになると、土曜は昼から夜まで、日曜は朝の9時から夜の9時までやったり。 ――ガチな新体操教室ですね。 正鋳　キッズクラスから、初級、中級、上級、強化クラスってあるんですけど、中2で強化クラスになりました。周りはどんどん上達していくし、先生も熱く教えてくださるし、自然と上を目指していたというか。県大会で入賞したり、大会で優勝するようなコもいるスクールでした。 ――正鋳さんは大会でどれぐらいまで行ったんですか？ 正鋳　オリンピック選手の卵だったり、全国で優勝するような人が出る関東規模の大会で入賞したのが一番上でしたね。 ――競技人口も多い関東でそれってすごいですね。学校の部活も新体操だったんですか？ 正鋳　いえ。クラブチームと両立したかったので、中学校の時は月2回ぐらいしか活動のない華道部に入ってました。他にもサッカーだったり、外部で運動をやってる人が多くて。 ――バキバキに鍛えてる人が花を活けてるんですね。 正鋳　でも割とみんな真剣にやっていました。展覧会に出品したことありますし、確か最後に資格を取った気がするんですけど......、忘れちゃいました（笑）。