「D&D」“医者”藤木直人&“刑事”寺島進の異業種バディが互いの魅力語る
地域医療が破綻の危機にひんしている街を舞台に、病院再建を期待された医者(“D”octor)・紙子良(藤木直人)と組織に忖度(そんたく)しないベテラン刑事(“D”etective)・弓削文平(寺島進)のバディの活躍を描く「D&D ~医者と刑事の捜査線~」。 社会のセーフティーネットからこぼれ落ちてしまった人々が起こす事件と、その背景にある人間ドラマに医者と刑事それぞれの立場で向き合って難事件を解き明かしていく、完全オリジナル脚本のヒューマンミステリードラマだ。 今回は、そんな今作で主人公を演じる藤木と共演する寺島にインタビューを敢行。演じる役柄の魅力やドラマ初共演となる互いの印象、出演キャスト陣とのエピソードなどを聞いた。
――オファーを受けた際の心境と作品に感じた印象を教えてください。 藤木 「まずは作品を背負う役をオファーしてくださり、非常にうれしかったです。脚本は先が読めない、展開が二転三転していく面白いストーリーという印象で、いかに役者がそれを立体化していくかが大切だなと思いました」 寺島 「俺も役者として必要としてもらえるのはうれしいし、期待に応えられるように精いっぱい頑張りたいなと思いながらやっています。それに、新しい枠というのもあって、テレ東も力を入れているのが伝わってくるんだよね(笑)。その相乗効果もあって、“いけるんじゃないか”というのは撮影が始まる前から感じていて。それに、他の局じゃ触れないような題材を勇敢に取り上げていて、まさにテレ東ならではだなと。度胸ありますよ、本当に(笑)」
――続けて、それぞれの役どころについても教えてください。藤木さんはご自身が演じる医者・紙子をどのような人物だと捉えていますか? 藤木 「紙子はエリートではないかもしれませんが、医者としての信念を貫くことができる人。それ故に周りと対立するなど、冷たく見える部分もあるかもしれませんが、自身の中にある“正義”に従って動くことのできる人だと思っています」 ――第1話では殺人事件の犯人を救うシーンが描かれ、SNS上などで視聴者の話題を呼びました。 藤木 「これは永遠のテーマじゃないですか。人を殺した人物を助けるのが正義なのか…というのは、非常に難しい問題ですよね。僕は、助けた上で、きちんと罪の重さや責任を感じさせる機会を作るというのは一つの正義だと思っています」