「D&D」“医者”藤木直人&“刑事”寺島進の異業種バディが互いの魅力語る
――劇中、藤木さんは法医学教授・譜久村聖子役の大塚寧々さん、看護師・石川咲良役の早見あかりさんとの共演シーンが多いですが、皆さんの雰囲気はいかがですか? 藤木 「早見さんとは、最近『アンチヒーロー』(TBS系/24年)でもご一緒させていただいたのですが、その時はお話しできるタイミングがなく、今回やっとお話できて。仕事に対する向き合い方や現場でのたたずまい、価値観など、僕自身と似ている部分が多いのかなと感じました。料理やお酒に詳しいのもそうですが、まだまだ知らない一面がありそうですね。そして、寧々さんとは『Around40~注文の多いオンナたち~』(TBS系/08年)や『ラスト♡シンデレラ』(フジテレビ系/13年)ぶりの共演で、変わらず楽しい時間を過ごさせていただいています。親としての先輩でもあるので、大きくなったお子さんのお話をお聞きしながら、“そのうち僕もそっちのステージに行くんだな…”といろいろ考えたりもします(笑)」 ――今作の会見時、寺島さんと後輩刑事・牧野真二役の前田拳太郎(劇団EXILE)さんが親子のようなやりとりを繰り広げていたのも印象的でした。寺島さんから見た前田さんの魅力は? 寺島 「拳太郎は目が奇麗だよね。それにすごく純粋だし、これだけ(多作品に)キャスティングされているから、またここでひと皮、ふた皮むけるんじゃないかな。伸びしろのある役者だと思っているからこそ、彼のためにガツンと言うこともあるよ」 ――座長として、藤木さんがこの現場で心掛けていることはありますか? 藤木 「決して早く終わることが正義とは思っていないのですが、どんな現場でも滞りなく進められたら、とは思っています。もちろん必要な時には時間を掛けつつ、朝から晩まで…というスケジュールがほぼ毎日続くので、無駄な時間はあまり作りたくないなと。そのために自分にできることはなんだろう、というのは今でも模索しているのですが。ひとまず、雰囲気作りにおいては寺島さんに丸投げしています(笑)」 寺島 「この現場は、スタッフの子たちもみんな明るくて元気でまぶしいくらい。俺はそれを見守りつつ、合間にちょっとふざけているだけだから(笑)。現場で気付くことも多いし、どんどんみんなとキャッチボールしていきたいなと思っているよ」 ――最後に、今後の見どころを教えてください。 藤木 「『D&D』は題材的にもシリアスなシーンが多いのですが、弓削さんとの距離感が縮まっていく中で、コミカルな表現が増えていきます。時にクスっと笑い、少しほっこりしつつ楽しんでいただけるのではないかなと。また、紙子の勤務先の病院が抱える問題が“テレ東さんならでは”という形で描かれていくので、そこにもご注目ください」 寺島 「最近はドラマをBGM代わりに見ている人も多いと思うんだけど、『D&D』は1話完結で展開も早いから、ぜひテレビにくぎ付けになって見てほしいね。時間も夜9時からなので、晩ご飯を食べ終わって、家族そろって見てもらえたらうれしいです」