「雪月花」にまつわるダンス作品「ゆきひめ」「月夜に集う民の詩」「桜の森の満開の下」を上演
「大和シティー・バレエ 想像×創造 Vol.5 SUMMER CONCERT 2024『雪月花』」が、明日8月17日に神奈川・やまと芸術文化ホール メインホールで上演される。 【画像】「大和シティー・バレエ 想像×創造 Vol.5 SUMMER CONCERT 2024『雪月花』」チラシ裏(他1件) これは、雪、月、花、それぞれの漢字にまつわる3つのバレエ作品「ゆきひめ」「月夜に集う民の詩」「桜の森の満開の下」を上演する公演。関直人が振付を担う「ゆきひめ」は、小泉八雲の「雪女」を題材にした作品で、今回は主演をハンブルクバレエ団プリンシパルの菅井円加と、新国立劇場バレエ団ファーストソリストの福田圭吾が務める。「月夜に集う民の詩」は、二見一幸が振付を手がける新作。本作について二見は「見る人のその時の心の状態により様々な印象を与える月。満月や半月、三日月など見え方が変わる月には特別なパワーを感じる。この月に感じる神秘的世界観をテーマに、月明かりに吸い寄せられ照らさる身体。そこに集まった人達の意識が、交錯し色々な関係性が生まれては消えて生まれては消えて。やがてひとつの流れになって行く様を舞踊作品にしたいと思う」とコメントしている。 「桜の森の満開の下」は、池上直子が坂口安吾の同名小説を元に、“美と残酷さ”をモチーフに立ち上げる新作。主演を日本舞踊家の藤間蘭黄と、バレリーナの本島美和が務める。池上は「この作品は、妖しくも欲望のままに生きる美しい女と、惚れた女に翻弄される山賊の物語です。原作は坂口安吾の『桜の森の満開の下』ですが、梶井基次郎の『桜の樹の下には』の『桜の樹の下には死体が埋まっている』の一説もインスピレーションにとりいれています。また、構成や振付に対比を多く用いています。美しさと残酷さ 色気と狂気 優しさと服従 本能とエゴ これらは全て表裏一体。人の欲望は限りなく続きます。満開の桜の花の残酷なまでに美しい情景と共に、歪んだ愛が織りなす壮絶な孤独や虚空の風を感じて頂けたらと思います」と作品への思いを語っている。 ■ 大和シティー・バレエ 想像×創造 Vol.5 SUMMER CONCERT 2024「雪月花」 2024年8月17日(土) 神奈川県 やまと芸術文化ホール メインホール □ スタッフ 「ゆきひめ」 振付:関直人 「月夜に集う民の詩」 振付:二見一幸 「桜の森の満開の下」 振付:池上直子 □ 出演 「ゆきひめ」 ゆきひめ:菅井円加 男:福田圭吾 ソリスト:盆子原美奈 / 古尾谷莉奈 「月夜に集う民の詩」 小出顕太郎 / 森本天子 / 古尾谷莉奈 / 窪田夏朋 / 萩原ゆうき / 細井佑季 / 田中杏奈 / 室屋しおり / 杉本真耶 / 仲程美優 / 廣瀬麻理花 / 尾崎くるみ 「桜の森の満開の下」 男:藤間蘭黄 女:本島美和 脚の悪い女:杉本真耶 女の化身:森本天子 / 窪田夏朋 / 萩原ゆうき / 室屋しおり