コンコルデ、今期純利益は12%増の750億円-市場予想726億円
(ブルームバーグ): 横浜銀行と東日本銀行、神奈川銀行を傘下に持つコンコルディア・フィナンシャルグループ(FG)は13日、今期(2025年3月期)の連結純利益が前期比12%増の750億円となる見通しだと発表した。ブルームバーグが集計したアナリスト予想の平均726億円を上回った。
前期(24年3月期)の純利益は前の期比19%増の669億円と会社予想の630億円を上回った。三行合算ベースの本業のもうけを示す実質業務純益は同6.5%減の798億円、与信関連費用は105億円と前年から14億円減った。
同社の片岡達也社長は会見で金利の上昇基調に関連し、「まだ貸出先と金利引き上げ交渉の段階には入っていない」と述べた。
また有価証券運用を巡っては、足元で外債や国債の積み上げを控えていると言及。上期の満期保有目的のポートフォリオはローン担保証券(CLO)を中心に積み増していると説明した。
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Taiga Uranaka, Takashi Umekawa