今度は川崎U18を撃破!桐蔭学園、3試合連続PK戦を制し決勝進出
第12回和倉ユースサッカー大会 2024は4日目を迎え、準決勝2試合が北陸大学フットボールパークで行われた。第2試合は桐蔭学園と川崎フロンターレU18(以下・川崎U18)との神奈川県同士の対戦となった。 【フォトギャラリー】桐蔭学園 vs 川崎フロンターレU-18 第1試合同様、両チームともに本日2試合目。しかし、双方、攻めあうゲームとなった。 前半は桐蔭学園がペースを握った。前に攻めたい川崎U18を押し込み、何もさせない状況に。苦し紛れのクリアボールで一端、跳ね返されても、すぐに拾ってマイボール。再び、川崎U18陣内深く進入。ボールを絶対に渡さず、奪われても即回収。さらに機を見て、果敢にシュートを放つ一方的な展開となった。 守勢にまわった川崎U18だが、後半に入り、反撃。MF27ステンバー・ルカ・大翔が突破からチャンスを見せたが、飲水タイム後に再び桐蔭学園がペースを握る。 桐蔭学園は後半19、20分と立て続けに決定機を見せたが、いずれも川崎U18GK19井澤明己の好セーブに阻まれ、ゴールを割れない。そうなると今度は川崎U18のターン。後半25分あたりから猛攻を仕掛け、桐蔭学園を押し込んだが、決まらず。両チーム、ゴールが遠く、0-0のまま前後半終了。PK戦となった。 川崎U18、桐蔭学園ともに5人目まで全員成功。迎えた6人目。先攻の川崎U18はGK61佐藤佑助のセーブに阻まれると、後攻の桐蔭学園がきっちり決め、決着。試合は桐蔭学園がPK戦を6-5で制し、決勝進出を決めた。 勝った桐蔭学園の八城修監督。決して万全なコンディションとはいえないなか、「替わって入った選手がしっかりとしたプレーをしてくれました。決定的な場面をいくつか作れたので、そこで決められて勝てればよかった」と総括した。 思えば、今大会、桐蔭学園はガンバ大阪ユース戦、市立船橋戦、そして川崎U18と3試合連続でPK戦をモノにし、ファイナルまでたどり着いた。八城監督は「いまのチームはトーナメントに弱いので、こうして経験を積めたこと、そして勝てたことは大きな財産になります」と期待を込めた。 決勝に勝ち進んだ桐蔭学園は優勝をかけて同じ神川県勢の日大藤沢と対戦する。 (文・写真=佐藤亮太)