ラウンドは「健康チェック」をしながら楽しむ時代に!? 小松CCが取得したヘルスツーリズム認証プログラムとは?
2日目は、活動量計データに基づいた個別診断を受け、健康運動指導士から個別歩行実践指導をしてもらいます。 さらにヨガやストレッチといった準備運動をし、活動量計を付けての9ホールプレーをスタート。最後に1日目と、個別歩行実践指導を受けた2日目のラウンドの活動量計のデータから運動強度の違いを見てもらい、質疑応答するといったプログラムです。 「準備運動を行い、指導された歩き方を意識することで歩幅も変わってきます。1歩の強度が強くなるから、同じ1万2000歩でもストレッチ&改善した歩き方をした方が運動の成果は高く、ヘルスケアにつがります。ストレッチに関しては、運動成果を上げるために行ってくださいと話したところで誰もやりませんが、飛距離を20ヤード伸ばすためのストレッチだったら行います。その効果を実体験できることが、この認証プログラムの意義といえるでしょう」(北芳光営業企画部長)
ゴルファー創出にもつながるヘルスツーリズム
現在は会社の社員旅行や研修の日程にヘルスツーリズム認証プログラムを組み込み、小松CCにプレーをしに来るといったパターンが多いそうです。 「健康経営優良法人といった健康経営を推進している企業だと、社員の健康を増進させることを認証プログラム参加の主目的にしています。ほかにもゴルフで飛距離を伸ばすストレッチは実際に体幹が強くなるため、日常生活でも転倒防止につながり、社員をケガから守ることができます。認証プログラムの費用は補助制度もありますし、ゴルフを始めるきっかけになるかもしれません」(北芳光営業企画部長) 小松CCのある石川県には、2024年1月1日の大地震や9月の豪雨で大きな被害を被った地域もあります。観光地としても有名なこの地に旅行して地域復興につなげてもらいつつ、ヘルスツーリズム認証プログラムを利用して健康について学ぶことができれば、いつもと違った旅行とゴルフが楽しめるでしょう。
福島睦久