今年すでに124走! 追加・補充も大歓迎で稼ぎまくる42歳競輪選手「今さら断れない(苦笑)」
熊本競輪のミッドナイト「競輪公式投票CTC杯(F2)」は19日、2日目を迎える。7Rのチャレンジ準決勝に出走する野見泰要(42歳・岡山=101期)に話を聞いた。 初日の1Rは1番車の本馬鎌が3番手から鋭く追い込んで人気に応えた。先手を奪ったのはド先行で知られる野見泰要。本馬の突っ張りを警戒して赤板で踏み込み、瀬口匠に叩かれた後はすかさず仕掛けて最終HS手前から前に出た。最後はさすがに末脚が甘くなったが、3着に粘って準決勝進出を決めた。 「いやーキツかった。テンション高めの先行で頑張ったけど僕に余裕がなかったですね。最後はもう根性で。熊本はモーニングで走ったけど、夜の方が走りやすい。風を感じないし、直線もなんとなく短く感じる。この概定だと準決勝が7着だったとしても(最終日が)一般に落ちない。ひと安心ですね」 131走した昨年を上回るハイペースで駆け抜けてきた(今節前で124走、同じレースを走った本馬は72走)2024年も残り2か月半。今年も補充出走は15節。ここまで1561万円を稼ぎ、前期S級だった神山尚の獲得賞金額より200万円以上も上回っている。 「今年もとにかく無事に終わりたい。前半の時点では、今で1700万円くらい稼いでいるはずだったんですよね…。結構取りこぼしちゃってますね。7月から出てきた新人の質がいい。強いですよ。今回は予選で新人と当たらなかったのも流れが向いたね」 42歳。先行選手としては若くはない。いつまで、このスタンスを続けるのか。 「今さら断れないのでね(苦笑)。気力、体力が続く限りは続けようと思う。クビになりそうになったら考えます」 準決勝7Rはシリーズリーダーの21歳・福田稔希に挑む。(netkeirin特派員)