松坂桃李『日曜劇場』初主演で“ダーク主人公”匂わせに集まる期待…結婚後も変わらずクセキャラ演じる“役者魂”
12月8日、俳優の松坂桃李が、2025年1月期の日曜劇場『御上(みかみ)先生』(TBS系)で、主演を務めることが発表された。インターネット上では、松坂の役柄に注目が集まっている。 【写真あり】松坂桃李と戸田恵梨香「夫婦ショット」を六本木で発見 同作は、高校を舞台に権力争いや国の思惑などを入れ込んだ、新感覚の学園ドラマだという。 「松坂さん演じるエリート官僚の主人公が、官僚派遣制度によって私立高校に出向し、18歳の高校生たちとの交流を描きながら、権力に立ち向かっていく物語です。教育に情熱を燃やして文部科学省に入ったものの、なかなか目標をかなえられず、高校へ赴任したのを機に現場から声をあげ、制度の内部を壊す主人公の姿を描くようです。松坂さんにとって、日曜劇場での初主演作になります」(芸能記者) 松坂の主演抜擢を喜ぶファンも多い。そんななか、Xでは《またまた、主人公は『アンチ的』人物なのでしょうか?》《松坂桃李にこういう役やってほしかった》《これまでにない型破りな学園ドラマ、桃李くん主演》と、彼が演じる“ダークな役柄”に期待する声が見受けられる。 こういった反応は、ドラマの制作陣とも関係しているようだ。 「脚本は、松坂さんが主演を務めた2019年の映画『新聞記者』を手がけた詩森ろばさん、プロデューサーは、日曜劇場で2023年の『VIVANT』や2024年4月期の『アンチヒーロー』を担当した、飯田和孝さんが手がけます。 『VIVANT』は、堺雅人さんが敏腕工作員と弱気な会社員という2面性のある主人公を演じ、先が予想できないスリリングなストーリー展開によって、社会現象になるほどのヒット作になりました。また『新聞記者』は、加計学園問題などをテーマにした“社会派作品”で、反政府というイメージを受け取られかねないなか、松坂さんがオファーを快諾した背景があったことでも有名です。 今回の『御上先生』も、官僚の権力争いや複雑な人間関係も描くようなので、松坂さんの“ダーク”な一面も見られることを期待する人も多いようです」(前出・芸能記者) 松坂は、2009年のスーパー戦隊シリーズ『侍戦隊シンケンジャー』(テレビ朝日系)や2012年のNHK連続テレビ小説『梅ちゃん先生』に出演し、知名度を高めた。 イケメン俳優の「登竜門」といえる戦隊ヒーロー、朝ドラ出演後に、松坂は“役者魂”を見せる機会が増えていた。 「2019年の映画『娼年』では、男性をお金で買う女性と性行為をする大学生役を演じ、大胆すぎる濡れ場が話題になりました。2018年、2021年に公開された映画『狐狼の血』シリーズでは裏社会を治める刑事、2023年の『VIVANT』では冷酷なエリート工作員など、クセのあるキャラクターを巧みに演じています。 プライベートでは、2020年に女優の戸田恵梨香さんと結婚し、2023年には第1子が誕生しました。結婚して、落ち着く俳優もいるなか、松坂さんはいい意味で家庭的イメージがついておらず、仕事も途切れていない印象です。 今回の『御上先生』も“社会派”と呼ばれるテーマが扱われそうです。結婚前と変わらず“攻めた”役柄、演技を継続していきそうですね」(前出・芸能記者) どんな役もいとわない姿は、着実にファンからの評価につながっているようだ。