「VIVANT」ヒットに福澤克雄監督、安堵 「考えていたのはテレビの復権」
さらに福澤監督は「このドラマを作ったときは、映画を超えようなんてことは一切思っていませんでした」といい、「とにかく考えていたのはテレビの復権。いま配信が盛り上がっていますが、面白いものを作ればテレビを観てくれることが証明できたと思っています。最終回のリアル視聴は3300万人と聞きました。これからも面白いものを作っていきましょう!」と熱い思いを吐露していた。
「東京ドラマアウォード」は作品の質の高さだけではなく、“市場性”、“商業性”にスポットをあて、“世界に見せたい日本のドラマ”というコンセプトのもと、世界水準で海外に売れる可能性が高い優秀なテレビドラマを表彰(対象は昨年7月から今年の6月までの作品)。授賞式には、草なぎ剛(主演男優賞)、石橋静河(主演女優賞)、若葉竜也(助演男優賞)、内田有紀(助演女優賞)らも参加した。(磯部正和)
<東京ドラマアウォード2024 受賞作品・受賞者>
作品賞<連続ドラマ部門>
グランプリ「VIVANT」TBSテレビ 優秀賞「舟を編む ~私、辞書つくります~」日本放送協会 優秀賞「燕は戻ってこない」日本放送協会 優秀賞「不適切にもほどがある!」TBSテレビ 優秀賞「アンメット ある脳外科医の日記」関西テレビ放送
作品賞<単発ドラマ部門>
グランプリ「デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士」日本放送協会 優秀賞「未解決事件 File.10 下山事件」日本放送協会 優秀賞「侵入者たちの晩餐」日本テレビ放送網 優秀賞「ブラック・ジャック」テレビ朝日 優秀賞「生きとし生けるもの」テレビ東京 優秀賞「PICU 小児集中治療室 スペシャル 2024」フジテレビジョン
ローカル・ドラマ賞
「京都のお引越し」朝日放送テレビ 「琉球歴史ドラマ 阿麻和利 THE LAST HERO」琉球放送
個人賞
主演男優賞:草なぎ剛「デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士」(日本放送協会) 主演女優賞:石橋静河「燕は戻ってこない」(日本放送協会) 助演男優賞:若葉竜也「アンメット ある脳外科医の日記』(関西テレビ放送) 助演女優賞:内田有紀「燕は戻ってこない」(日本放送協会) 脚本賞:宮藤官九郎「不適切にもほどがある!」(TBSテレビ) 演出賞:金子文紀「不適切にもほどがある!」(TBSテレビ)