続くカードトラブル、ウーデゴーら負傷トラブルも メンバーを固定して戦ってきたアーセナル指揮官アルテタが迎える正念場
次節のリヴァプール戦は1つのポイントになる
前節のボーンマス戦を0-2と落としてしまったアーセナル。このゲームは前半30分にDFウィリアム・サリバが一発退場の判定を受けてしまい、長い時間を10人で耐えることになった。最終的には2失点して敗れてしまい、優勝へ痛い取りこぼしだ。 これでアーセナルが退場者を出したのは今季3度目だ。1-1で引き分けた8月のブライトン戦ではMFデクラン・ライスが相手のリスタートを妨害したことで2枚目のイエローを受けて退場、9月のマンチェスター・シティ戦ではFWレアンドロ・トロサールが主審の笛の後にボールを遠くへ蹴り出してしまい、2枚目のイエローで退場に。 この2試合はドローに終わっており、アーセナルは退場者を出した3試合で勝ち点を取りこぼしている。マンC相手のドローは悪くない結果ではあるが、終盤までリードするなど勝てた可能性があった。それだけに前半終了間際にトロサールが退場したのは痛かった。 次なるポイントは次節のリヴァプール戦だろう。優勝争いへ落とせない強敵との戦いだが、ボーンマス戦で退場となったサリバを出場停止で欠く。また23日に行われたチャンピオンズリーグのシャフタール・ドネツク戦ではDFリッカルド・カラフィオーリが負傷してしまい、シーズン開始から故障者にも悩まされている。 今季はFWブカヨ・サカが代表戦で負傷してしまい、MFマルティン・ウーデゴーも離脱している。米『ESPN』は、指揮官ミケル・アルテタがメンバーを固定して戦う傾向にあるだけに、主力を複数欠いた中でどうリヴァプールを迎え撃つのか注目している。中でもサリバは守備の欠かせない要とも言える選手で、昨季もリーグ戦全38試合とフル稼働していた。その穴はかなり大きいと言えるが、アーセナルは悲願のプレミア制覇へ踏ん張れるか。
構成/ザ・ワールド編集部
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