【コックスプレート】有力馬５頭を血統診断！ 日本競馬に近い舞台に合う馬は？／坂上明大の重賞血統査定
ブロードサイディング
Too Darn Hot×Street Cry×Redoute's Choiceという軽いマイラー血統。特にSingspielとMachiavellianからHaloの血を引く点からは日本適性の高さも窺え、ピッチの利いた走りからもムーニーバレー競馬場のような周回コースはピッタリでしょう。ただ、今回は２０４０メートルへの距離延長が課題。スタミナを強みとするタイプではないだけに、前半でいかに脚をタメられるかがポイントとなりそうです。 適性評価：★★★★ 素質評価：★★★★
プログノーシス
母ヴェルダはイギリス産の繁殖牝馬で、ヨーロッパ繋養時代には２０１３年チェヴァリーパークＳ勝ち馬Vordaなどを出しています。本馬は大種牡馬ディープインパクトを父に配し、Darshaanの血を引く馬らしく先行力で劣るものの、末脚の爆発力は一級品。ムーニーバレー競馬場が得意なタイプとは言えませんが、少頭数の今年はＧⅠ初制覇のチャンスかもしれません。 適性評価：★★★★ 素質評価：★★★★
ミスターブライトサイド
母LilahjayはTavistock×Keeperという欧州の重厚な短距離血統で、父BullbarsはElusive Quality×Singspielという軽いマイラー血統。父母のバランスの取れた配合で、２０２２～２３年ドンカスターマイル連覇など１４００～１６００メートルのＧⅠを７勝している名マイラーです。昨年の２着馬ではありますが、距離は１６００メートル前後がベストでしょう。 適性評価：★★★★ 素質評価：★★★★★
坂上 明大
