イタリアがシフィオンテク率いるポーランドを撃破し2年連続決勝へ。パリ五輪金ペアが勝負決める[ビリー・ジーン・キング・カップ]【テニス】
イタリアがポーランドを下して2年連続決勝進出
女子国別対抗戦「ビリー・ジーン・キング・カップ」準決勝が行われ、イタリアがポーランドを2勝1敗で破り、2年連続の決勝進出を決めた。 【動画】パリ五輪金ペアのパオリーニ/エラーニが躍動! シフィオンテクらポーランドペアを破って決勝へ マッチハイライト 昨年準優勝国のイタリアは、世界ランク4位のジャスミン・パオリーニやエリザベッタ・コッチャレット(同53位)、ルシア・ブロンゼッティ(同78位)、サラ・エラーニ(ダブルス同8位))というメンバー。初戦となった準々決勝では日本を2勝1敗で下して4強入りを果たしている。 この日のポーランド戦では第1試合でブロンゼッティがマグダ・リネッテ(同38位)を6-4、7-6(3)で下したものの、エース対決となった第2試合でパオリーニがシフィオンテクを6-3、4-6、4-6の逆転負けを喫して、勝敗はダブルスに持ち込まれた。 運命のダブルスで、イタリアはパリ五輪女子ダブルス金メダルを獲得したパオリーニとエラーニのペアが登場。シフィオンテク/カタジナ・カワ(ダブルス同93位)に終始押されていたが、第1セット終盤でブレークに成功して7-5で奪うと、第2セットも1-5から挽回する。6-5のマッチポイントではエラーニがアンダーサーブを放ち、ラリー戦でシフィオンテクのミスを誘ってゲームセット。エラーニはその場で倒れ込み、その後チームで喜びを分かち合った。 2年連続で決勝に進んだイタリア。シングルスで2時間36分の激闘の末に敗れたパオリーニは、「ベンチにいたチームメイト全員が応援してくれ、エネルギーがもらえた。自分の国のためにプレーしていると、特別なモチベーションが生まれる」と、ダブルスも合わせて4時間以上の試合を戦い抜けた理由を明かした。 また、今大会を制すとロベルタ・ビンチ、フラビア・ペンネッタに続いて4度目の国別対抗戦優勝となる37歳のエラーニは、「第一に、イタリアのためにプレーすることはいつも特別なこと。とても幸せだし誇りに思う。今日は特別な一日だった。決勝に進めたことがうれしい」と述べた。 5度目の優勝をかけて20日に行われる決勝では、スロバキアとイギリスの勝者と対戦する。
Tennis Classic 編集部