骨折して歩けないノラ猫を道端で発見。1年半後のゴロゴロ甘える姿にキュン
家族の愛情を一身に受け、少しずつ快方へ
家族から愛情を注がれ、適切なサポートも受けたごんべいくんは保護から2ヶ月も経つと、ふらつくことはあるものの、自分の足でトイレへ行けるまでに回復。そして、保護から4ヶ月後にはよちよち歩きながら、行動範囲を広げるようになりました。 現在も左前足は外側を向いた状態で上手く機能はしていないそう。しかし、骨盤の骨折は治り、右前脚も骨がくっついてくれました。 「家に来てからは怒ることもほぼなく、誰でも触ることを許してくれる優しい子です。撫でられるのが嬉しいのか、ゴロゴロ言って甘えてくる時もあります」 自宅には先住犬がいたため、お迎え当初は不安もありました。しかし、2匹はほどよい距離感を保ち、共生。 ワンちゃんの元気な声を聞いているからか、ごんべいくんは時々、犬の遠吠えのような鳴き声を響かせることもあるのだとか。
家族の様子をうかがう“ミーアキャットな姿”にキュン
「前足が上手く機能していないからか、みんなの様子をうかがう時にはいつもミーアキャットみたいに立つ。めっちゃかわいいです!」 すっかり、ごんべいくんの愛くるしさに魅了された飼い主さん。愛猫の姿を見ると疲れが吹き飛び、日常の中では笑顔が増えました。 「毎日の疲れを癒してくれる大事な家族。治療に付き合ってくれた家族や頑張ってくれたごんべいから僕も元気をもらいました。どちらも偉大な存在です」 優しさと小さな命を守る覚悟を持った飼い主さんと出会えた、ごんべいくん。頑張った分、これからのニャン生には笑顔だけが溢れますように。 <取材・文/愛玩動物飼養管理士・古川諭香> 【古川諭香】 愛玩動物飼養管理士・キャットケアスペシャリスト。3匹の愛猫と生活中の猫バカライター。共著『バズにゃん』、Twitter:@yunc24291
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