定年後も働く人の割合は「66%」!定年後に働いている人の平均年収が気になる…
定年が近づいてくると、徐々に定年後の生活を考え始めるでしょう。しかし「健康だからまだまだ働きたい」「社会とつながっていたい」など、さまざまな理由から、定年後も働くという方もいらっしゃるかもしれません。 定年後に新しいことを始めるよりも、慣れている職種で働くほうが現実的と考える方もいれば、定年退職をきっかけに別の職種にチャレンジしたいと考える方もいらっしゃるでしょう。 さらに定年前に勤めていた職場の再雇用で働くのはもちろん、長年の経験を生かし起業できるかもしれません。ご自身が定年後はどのように過ごしたいのかを考え、自分に合ったセカンドキャリアを見つけることが大切です。 定年後に働く人の割合や、どのようなセカンドキャリアを選択しているのかについて解説します。
定年後も働く人の割合は?
株式会社カケハシ スカイソリューションズ「定年後の仕事とお金に関する調査」によると、定年退職後の60代の男女1100人の中の66%の人は定年後も働いていると発表されています。 定年後に働く66%の人の働き方は、表1の通りです。
※株式会社カケハシ スカイソリューションズ「定年後の仕事とお金に関する調査」 を基に筆者作成 同調査から、60代の半分以上の人が定年後も働いていることが分かります。定年前に働いていた企業をいったん定年退職し、その企業に再雇用してもらう人と、別の企業へ再就職する人が圧倒的に多くなっています。 このように、長年現場で培ってきた知識や経験が生かせるため、定年前と同じ職場で働く人が多いことも分かりました。
定年後も働いている人の平均年収は?
国税庁「令和4年分民間給与実態統計調査-調査結果報告-」によると、定年後も働いている男女の平均年収は以下の通りです。 ・60~64歳:441万円 ・65~69歳:342万円 10代から70代以上の男女も含めた全体の平均年収が458万円なので、定年後も定年前と大差のない収入を稼ぐことは可能でしょう。 そのためには、長年働いてきて身に付けたスキルや資格を生かすことが重要だと考えられます。定年後に働いて得た収入に加えて年金の受給および貯金があれば、生活費に余裕ができるでしょう。