大分県内の各交通機関でUターンラッシュ 「ゆっくり休むことができた」家族らに見送られ笑顔
年末年始を古里や観光地で過ごした人たちのUターンで4日、各交通機関は混雑した。駅や空港では大きな荷物やキャリーケースを手にした人たちが家族らに見送られ、古里を後にした。 大分県別府市のJR別府駅では、改札前で子や孫との別れを惜しむ家族や、観光客らの姿が見られた。広島市に戻る妹と、おい、めいを見送った宇佐市安心院町の田原清恵さん(59)は「大分を満喫してくれて良かった」と充実した時間を振り返った。 JR九州によると、JR大分駅から福岡方面に向かう特急は3日にピークを迎え、4日もほぼ満席だった。5日も指定席の予約率は夕方まで8割を超える見通し。 大分空港(国東市)は出発便がほぼ満席となった。Uターン客らは家族や友人に手を振り、搭乗口に向かっていた。 千葉県浦安市から佐伯市長島町の実家に帰省した会社員高山達矢さん(28)は「久しぶりに家族と会い、ゆっくり休むことができた。今月は早速、海外出張の予定が入っていて忙しくなるが、2025年も頑張れそうです」と笑顔を見せた。 見送った母親の貴美子さん(59)は「子どもたちの好物をたくさん準備して、にぎやかな正月を過ごした。寂しくなります」と話した。