目指せ花園!長野県予選決勝へ 松本国際高校のラグビー部
松本国際高校(長野県松本市)のラグビー部が、11月3日に開く第104回全国高校ラグビー大会県予選会決勝に臨む。全国切符を懸けた一戦に進むのは創部9年目で初めて。前回王者を零封して勝ち上がった飯田にひと泡吹かせようと士気は高い。 県予選の初戦は東京都市大学塩尻など6校の合同チームに勝利。長野工業との準決勝はFW戦に手を焼き先制トライを許したが、辛抱強く戦って20―5で押し切った。 フォワードとバックスが一体となったオーソドックスなスタイルを志向。フィジーから迎えた留学生の突破力を効果的に織り交ぜながらトライを狙う。決勝は飯田のモール攻撃への対応が一つの鍵。先手を取って相手のリズムを乱したい。 練習はコミュニケーションの深化や雰囲気づくりを重視し、パスや判断の精度向上に努めてきた。地力のある南信勢との対戦がない組み合わせに恵まれたとはいえ、初のファイナリストとなり「緊張はあるがわくわく感が強い。体を張り、コンタクトの場面で前に出ることを意識すれば先にもつながる」と篠田大和主将(3年)。依田和也監督は「苦しい思いをしてきたがチーム力は上がっている」とし、聖地・花園ラグビー場行きを巡って総力戦を見据える。 決勝は長野Uスタジアム(長野市)が舞台となる。キックオフは午後1時。
市民タイムス