クルマのドア開閉音や薪割りも煩わしい? キャンプ場の「騒音問題」に賛否
キャンプの楽しみ方は人それぞれ。静かに焚き火を見つめたい人もいれば、仲間と賑やかに楽しみたいという人もいるでしょう。それぞれの楽しみ方があるからこそ、「騒音」に関するマナーの問題はキャンパーを悩ませているようです。 【写真】トラブルに発展することもあるキャンプの騒音問題を見る(全8枚)
キャンプ場で音楽はあり? なし?
アウトドアブームの昨今、よく聞くようになった問題が「キャンプ場での音楽」です。各メーカーから防水機能などがついたアウトドア用のスピーカーが発売されており、「キャンプで聞く音楽は格別だよね」といった声も。 しかし自然の音を静かに楽しみたいというキャンパーも多く、「キャンプ場では音楽を聴かないでほしい」「イヤホンで聴いて欲しい」という意見があがっています。一方で、「音量を調整してくれれば構わない」という許容派も少なくはないよう。 また、仲間と歌ったりギターを演奏することもグレーゾーン。「焚き火を囲んで皆と歌う」といったイメージがあるかもしれませんが、他のキャンパーからすると迷惑行動の1つです。楽器の演奏に関しては、キャンプ場が明確に禁止していることもあるため注意しなければなりません。もちろん、キャンプ場の定めるサイレントタイム(クワイエットタイム)には、歌や楽器、その他の騒音も出さないように気をつけましょう。
人によっては騒音に感じる音も……
キャンプにはつきものの行動も、騒音と感じられてしまうことがあるよう。多くの体験談が上がっていたのが、「薪割り」の音です。例えば、その日の薪を用意するために早朝5~6時に薪割りを始めるケース。一見するとよくある行為に見えますが、薪割りの音はかなり響きやすく、特に睡眠中は「うるさい」と感じる人が多くいます。 実際にトラブルになったという声もSNSに多く挙がっているため、できれば日中に薪を用意しておくのが理想でしょう。薪割りはキャンプ場ならではの体験と言えますし、焚き火や薪ストーブの使用にも欠かせないため、「朝や深夜を避けてくれれば問題はない」とする意見も多くありました。 その他、クルマを乗りつけられるキャンプ場では、時間帯によってはクルマのドアの開閉音やアイドリング音にも注意が必要。またペットの鳴き声やゴミ袋のガサガサ音など、無意識にたててしまう音でも気になる人は多くいます。騒がしい街中を離れ、静かに楽しみたいという人が多くいるため、些細な音でも配慮する必要があるでしょう。