もやしが“3倍長持ち”簡単保存法って?「水のとりかえ」でシャキシャキ感キープ
もやしって、本当に傷みやすいですよね。それを3倍長持ちさせる保存法があることをご存じですか? 【画像】使い切れないもやし…1カ月ほど保存できる方法も みなさんは普段、どのようにもやしを保存していますか? どのよう保存にすれば長持ちするのか、農林水産省の広報誌の監修をしたこともある食品保存アドバイザー・島本美由紀さんに聞きました。
■もやしの保存場所は…「チルド室」?「野菜室」?
島本さんによりますと、冷蔵庫に入れる前にある“ひと手間”を加えるだけで、もやしを3倍以上長持ちさせることができるというのです。 保存法を紹介する前に、まずは「もやしの保存場所」の確認です。 冷蔵庫の「チルド室」と「野菜室」。保存場所の選択を間違うだけで、消費期限よりも早く傷んでしまうこともあるそうです。どちらで保存するほうが、長持ちすると思いますか? 正解は「チルド室」です。 野菜だから「野菜室」に入れている人も多いと思いますが、野菜室は7℃~10℃と意外に温度が高いため、1日ほどしか持たないそうです。 0℃~1℃と温度が低い「チルド室」で保存すれば、2日ほど持つそうです。 正しい保存場所の選択はすぐにできるので、ぜひ実践してください。
■ポイントは「毎日水をとりかえること」
さあ、ここからが本題です。 もやしに適したチルド室で保存しても2日しか持たないところを、さらに3倍以上長持ちさせる方法があります。 まず、もやしをふた付きの容器に移して、もやしがかぶるぐらいの水を入れます。そして、容器にふたをしてチルド室に入れます。 ポイントは「毎日水をとりかえること」です。そうすれば、モヤシが水を吸収して、シャキシャキ感がキープされるといいます。この方法で、もやしは7日ほど持つそうです。 7日間あれば、もやしを使いきれそうですよね。
■「冷凍保存」で1カ月ほど保存
それでも使い切れないという人には、「冷凍保存」もできます。 未開封の場合は、そのまま冷凍庫へ入れて大丈夫。開封済の場合は、もやしを水洗いした後に水気を取り、密閉できる保存袋に入れて、空気を抜いて冷凍庫で保存します。 この方法で、1カ月ほど保存できるそうです。 島本さんによりますと、「冷凍した場合はもやしのシャキシャキ感が失われるので、炒め物ではなく、煮物やスープにするのがおすすめ」ということでした。 こうした保存法を活用した場合でも、見た目や匂いに違和感があったら食べないようにしてください。 (スーパーJチャンネル「なるほど!ハテナ」2024年5月13日放送)
テレビ朝日