【驚異の筋肉】卓球・早田ひな パワフルなプレーを生む体の秘密に迫る 石川佳純も絶賛
卓球のパリ五輪選考レースを独走する早田ひな選手。持ち味であるパワフルなプレーを可能にする体の秘密に迫りました。 【画像】早田ひなが地元・北九州市での大規模火災に100万円寄付
■石川佳純「パワフルなプレーが魅力的」
早田選手は1月の全日本選手権で優勝するなど、332.5ポイントでパリ五輪選考トップ(5月8日時点)。2位の平野美宇選手に100ポイント以上の差をつけています。 その早田選手について、先日引退会見を行った石川佳純さんは「選考レースでも(2位に大きく差をつけて)1位を走っていますし、今年の全日本でも三冠をとって、いま本当に心技体が一番充実している選手だと思います」と語ります。 「身長も高い卓球選手の中では、すごくパワフルなプレーができるというのも魅力的。フォアハンドももちろんそうですけど、バックハンドもすごくパワフルなんですよね。連続して高い質のボールが打てるというのがすごく武器になってくると思う」と力強いプレーを絶賛しました。
肘を曲げたときに筋肉が隆起しているのが分かります。 右腕と比較しても、太さや筋肉の付き方の違いは一目瞭然。
腕や手首を振るために重要な筋肉が発達しました。 そのほかに特長としてあげられるが、手首の柔らかさ。
腕の筋肉と、手首の柔らかさで、ボールに、より強い回転をかけることができ、鋭いショットを可能にしているといいます。
■進化―「負けそうなところでも負けない」
さらに石川さんが感じた早田選手の進化は。 石川「勝負強さ。競り合いになって負けそうなところでも負けない、そこで勝っていく地力を早田選手はつけていると思います」 5月6日に行われたパリ五輪選考大会の2回戦。最終ゲームで7-10と、相手のマッチポイントまで追い込まれた早田選手。 それでも4連続ポイントで10-10に追いつくと、8度もあった相手のマッチポイントのピンチを切り抜け、17-15で逆転勝利。大会で優勝を果たしました。
5月20日から南アフリカで行われている、世界選手権に出場している早田選手。優勝すれば200ポイントと、これまでの選考会と比べ、獲得できるポイントが大幅にアップした今大会。パリ五輪へさらに近づくことができるか注目です。