園児にわいせつ…元保育士に懲役14年の判決 子どもの性犯罪被害防ぐには?
日テレNEWS NNN
勤務先の保育園で女の子7人に対し性的暴行を加えるなどした罪に問われた元保育士の男に対し、懲役14年の実刑判決が言い渡されました。 ▼“子どもの性被害”防げるか……「性犯罪歴ナシ」証明書どうなる? データベース管理で効果も課題 英は「不適切」6万人超 ◇ 長田凪巧被告(27)(今年9月 被告人質問より) 「自分をコントロールできずに欲のおもむくままに行動してしまった」 自身の行動をこう振り返ったのは、女の子7人に性的暴行を加えるなどした罪に問われている元保育士で2人の子どもの父親、長田凪巧被告(27)。 勤務先の保育園で及んだとみられている犯行に14日、下された判決は… 裁判長 「被告人を懲役14年に処する」 「卑劣極まりない」とし、懲役14年の実刑判決が言い渡されました。
2021年から去年にかけて起こしたとされる複数の女の子を狙った犯行。検察側は、1人で園児らの昼寝の見守りをしていたときにトイレや押し入れに女の子を連れ込むなどしていたと指摘。 中には、おもちゃの場所を尋ねるふりをして女の子を呼び出したり、防犯カメラの死角にあるピアノの下に連れ込んだりしたこともあったとしています。 さらに、そのうちの3人についてはスマートフォンを使い、犯行の様子を撮影していたということです。 起訴内容をすべて認めている長田被告。今年9月に行われた裁判で犯行の動機について問われた際には… 長田被告(被告人質問より) 「自分の欲に負けてしまったからです。私が所持していた児童ポルノの動画に映っていることと同じようなことをしてみたいという欲です」
また、幼い女の子に対して性的欲求があったにもかかわらず保育士を続けていたことについては… 長田被告 「率直に不適切であると思いました」 検察側 「なぜやめずに被害者を増やしたのか?」 長田被告 「自分の実家の保育園を継ぐというプレッシャーを感じていて、(性的欲求について)相談することも病院に行くこともできず、どうしようもない状況で(保育士を)続けていました」 保育園を継ぐ立場にいたため、やめられなかったと説明。