ガラスのストライカーorリールのスピードスター ヴラホビッチの控えがいない。ユヴェントスが狙うストライカーとは
無敗継続中のユヴェントス
ボローニャを躍進させたチアゴ・モッタを監督に迎え、新シーズンをスタートさせたユヴェントス。ここまで7試合では3勝4分、セリエAでは無敗を継続している唯一のチームとしてリーグ上位に名を連ねている。 チームの得点源はドゥシャン・ヴラホビッチで、ここまではチームトップとなる5ゴールを挙げて攻撃陣をけん引している。しかし、アルカディウシュ・ミリクが離脱中ということもあってヴラホビッチへの負担は大きくなっており、冬の移籍市場でストライカーの獲得は必須といえる。 『Corriere dello Sport』によると、ユヴェントスはエヴァートンのドミニク・カルヴァート・ルーウィンとリールのジョナサン・デイビッドを獲得リストに入れたようだ。どちらも所属クラブとの契約が今季限りとなっており、今冬での獲得となれば、通常よりも安価な値段で合意を取り付けられる可能性は高い。 カルヴァート・ルーウィンは190cm近い長身が魅力のストライカーで、20-21シーズンにはキャリアハイとなる16ゴールを記録。同年にはイングランド代表に招集されており、ステップアップも期待されたが、度重なる負傷が原因で実現していない。今季は負傷離脱することなくここまでの7試合に出場し、2ゴールを挙げた。 デイビッドはスピード自慢の24歳。今季のリーグ1ではすでに5ゴールを挙げており、キリアン・ムバッペがリーグを去った今、得点王の最有力候補となっている。リールではコンスタントにゴールを決めており、2020年から在籍しているリールでの負傷離脱数はわずか3試合と少なく、シーズンを通して計算できる点も彼の魅力だろう。しかし、カルヴァート・ルーウィンに比べて獲得を目指すライバルが多く、プレミアリーグのアーセナルがその筆頭だ。 セリエA第7節終了時点で失点「1」と堅守を披露しているユヴェントスだが、対する得点は「10」と他の上位クラブと比較すると控えめな数字となっており、上記の2人はチームの得点力を改善してくれる救世主となるのだろうか。
構成/ザ・ワールド編集部