古賀紗理那の引退会見で明かした思い「正直日本代表はとてもきつかった」引退惜しむ声にも「後悔なく終わることができたかな」
2013年に日本代表に初めて招集されてから10年以上も日の丸を背負い、エースとして、主将としてチームを引っ張ってきた古賀紗理那。16日に都内で開いた引退記者会見では、日本代表について「正直とてもきつかった」などと率直な思いを明かした。28歳とまだまだ活躍が期待できる中、引き際についての考え方なども口にした。 【動画】古賀紗理那引退会見を夫の西田有志も見守り♥夫婦2ショット 急遽メッセージ 以下、古賀紗理那との一問一答。 ◇ ◇ -自身にとってバレーボールとは。 「一つ自分の課題があって、その課題を克服するために練習して、それが克服されて一つ成長できたと思っても、また次の新しい課題が出てきて。本当に一生課題があるというか、次から次にやっと自分がここまでできるようになったと思っても、またさらに新しい課題をくれる。私にとって成長するために必要だった大切なもの」 -日本代表とは。 「正直日本代表はとてもきつかった。海外も転々とするし、日本代表として戦うのはやっぱり責任のある立場。すごく大変だったけど日本のファンの方も、もちろん海外のファンの方も日本チームにたくさん声援を送ってくれて、全くホームじゃないのにホームのような雰囲気を試合中に作ってくださったので、とても感謝している」 -バレー人生で一番心に残っていること、最も印象に残っている試合は。 「日本代表の試合で言ったら、(24年ネーションズリーグ)準決勝で今まで勝てなかったブラジルに勝てて、私個人としては初めて国際大会でメダルを獲得できたので、一番印象に残っていることかなと思う」 -4年後のロサンゼルス五輪を目指す後輩たちにメッセージを。 「他国も強くなってきている中で出場権を取るのも大変だと思うけど、ぜひ頑張ってほしいなと思う」 -夫の西田はどんな存在か。 「私はほんとに思ったことをすぐに言っちゃう性格。全部夫にむかつくことも楽しかったことも全て言っていたので、本当に大変だっただろうなと思っているけど、苦しい時にずっと私の味方でいてくれたので、そこはとても感謝している」 -28歳での引退にファンから惜しむ声もある。引き際については。 「年はあまり考えていなくて、自分の中でここまで頑張ると考えていたのが28歳だった。引き際とかは何も考えていなくて、ここまで絶対全力でやりきると決めて競技生活を送っていて、私はそこまでって決めて全力を出し切ったので、後悔なく終わることができたかなと思う」