「お助け侍」から「ベストナイン侍」へ 「史上初」も「リーグ初」もあった万波中正“飛躍の1年”
●11月:正式な侍ジャパンとして優勝&ベストナイン
侍サポートメンバーから8ヵ月。今度は正式にフル代表のユニフォームに袖を通した万波。井端ジャパンの初陣となったアジアプロ野球チャンピオンシップでは、1次リーグの韓国戦でまずはホームラン。さらに決勝の韓国戦でも3安打と大事な一戦でチームに貢献し、日本の全勝優勝の立役者となった。 結果的に万波は全試合でスタメン出場し、打率は.353。オーストラリア戦では牧秀悟に代わって「日本の4番」を務めるなど存在感を発揮し、大会ベストナインにも選出。春は「お助け侍」だった男が秋には「本物の侍」として、まさに今季の飛躍ぶりを証明する活躍となった。
●オフ:受賞ラッシュで見据える来季は?
そして迎えたオフシーズン。上述したように「ゴールデン・グラブ賞」と「ベストナイン」に選ばれ、28日に行われたNPB AWARDSという晴れ舞台にも出席。飛躍のシーズンに対して、これ以上ないご褒美となったのではないだろうか。 そして、大事なのは飛躍した翌年、2024年も今季以上の活躍を見せること。万波自身、その心算はもうできていると見えて、オフの過ごし方についてこう答えている。 ―– 『今まで以上に時間とお金をかけて、いい練習をしたいなと思っていますし、その準備は着々と進んでいる。一段落したら、取り組むだけです』 ~『日刊スポーツ』2023年11月28日配信記事 より ―–