『おむすび』タマッチ役で注目の谷藤海咲、アイドル卒業から1年で朝ドラ出演「オーディションでの手応えはゼロだったのでダメだろうと…」
■「『おむすび』の現場は明るくて、すごく楽しい」
――手応えがなかったということですが、出演決定の報告を受けときはどんな想いでしたか? 「連絡をいただいたとき、『どの役で出演決まったんですか?』っていうのが第一声でした。受けていた役で受かっているわけがないと思っていたので、もう少し脇役か、後半とかに出てくるサブキャストとかに入れてもらえたのかな?ぐらいの感じだったので。そうしたら、『受けていた佐藤珠子役ですよ!』って言われて。ビックリしすぎて、最初は信じられなかったですし、何かの間違いじゃないかって思いました」 ――佐藤珠子に対しては、どのような印象を受けましたか? 「私自身はギャルを通ってきてなかったので、ギャル文化やギャルの掟みたいなものは知らなかったですけど、いろいろと調べていくうちに、ギャルってそもそもすごく芯が通っていて、自分の好きなことを貫いているというのを感じて。タマッチに関しても自分が好きなダンスに対しての熱量だったり、曲がったことが嫌いで変に真面目な部分があったり、そういう部分は共感できるなと思いました。情報解禁された後、友達やファンの方々から、タマッチの役柄紹介にある、“筋が通らないことを良しとしない、一本気タイプ”という部分に対して、『見た目は違うけど、中身は海咲のまんまじゃん』って言われて。確かに、性格的な部分で言ったら、わりとスッと役に入れた感じはありました」 ――初の撮影現場の雰囲気はいかがですか? 「私の勝手なイメージですけど、NHKだし、朝ドラだし、ちょっとお堅いというか厳しい現場だったりするのかなって思っていたのですが、ぜんぜんそんなことはなくて。私たちがギャルの役だからっていうのもあるかもしれませんが、スタッフさんたちも私たちが現場入りする際に『ギャルちゃんたち入りまーす!』みたいな感じで、本当に『おむすび』の現場は明るくて、すごく楽しいです。ハギャレンのみんなとはいつも一緒に笑ったりしているし、とにかく楽しんでやろう!っていう雰囲気でやっています」 ――ハギャレンのキャストの中では、谷藤さんはどんなポジションなんですか? 「テンションがすごく高いわけでもないし、静かなタイプでもないので、ちょうど中間くらいにいる感じなのかなって思います。楽しいときは全力で楽しむし、真面目なときは真面目にやるみたいな感じで。ハギャレンチームは本当に仲良くて、撮影合間は(橋本)環奈ちゃん含めて5人でずっと喋っています」 ――仲良くなるのもわりと早かった? 「そうですね。私たちハギャレンチームは、クランクイン前にパラパラの練習があったので、そこでしっかり交流がありましたし、初日の時点で敬語をやめようっていう話になって、すぐに仲良くなりました。みんなフィーリングが合うんだなって感じています」 ――役者業は毎現場、初めましての方々と作品を作ることが多いかと思いますが、谷藤さんはそういうときに自分から話しかけに行ったりするタイプですか? 「私は自分から行くタイプです。楽しんでやりたいし、たくさんコミュニケーションを取りたいなと思っているので、けっこうグイグイ行くように心がけています」 ――新しいチャレンジとかも躊躇せず飛び込んでいける? 「何でもやりたい派で、特に今は若いうちに、体力あるうちになんでもやろう!みたいなスタイルなので、思い切って飛び込んでいける感じだと思います。失敗したら失敗したでしょうがないし、やってみないと何事もわからないので」