8月で退職すると「夏ボーナス」が減額に!? 全額支払われない場合もあるの? トラブルを防ぐための対策も紹介
退職とボーナスに関するトラブルを未然に防ぐための対策
「就業規則に明記されているボーナス支給条件を満たしているのに満額が出ない」といったトラブルを防ぐための対策を解説します。 ■ボーナスに関する就業規則を確認する ボーナス支給の有無は就業規則や労働契約によって定められているため、まずは自分の会社がどのようなルールを定めているか確認しましょう。見るべきポイントは次の4つです。 ●ボーナス額の査定期間 ●ボーナス支給日 ●ボーナス支給条件 ●減額に関する明記がないか これらの項目を確認した上で、退職時期や退職の意思を伝えるタイミングを考えましょう。 ■退職時期をボーナス支給後にする 退職を急ぐ必要がなく、転職先が入社時期を考慮してくれるのであれば、ボーナスが確実に支給されてから退職するのがおすすめです。退職時期をボーナス支給後にすれば、退職とボーナスをめぐるトラブルを必然的に回避できます。 また、就業規則によってはボーナスが減額される可能性があるため、退職を伝えるタイミングもボーナス支給後が良いでしょう。 ■支給されるはずのボーナスがもらえなければ会社の担当者に相談する ボーナスの支給条件を満たしているのにもかかわらず、会社側が意図的にボーナスを振り込まないときは、まずは会社の担当者に相談しましょう。見落としている就業規則や独自のルールがある可能性があります。 それでも解決しない場合は、弁護士や労働基準監督署に働きかけてみましょう。
就業規則を確認してトラブルなくボーナスをもらおう
会社員として手を抜かずに業務をおこなっているのであれば、ボーナスはもらうべき対価です。とはいえ、ボーナスに関しての法律は定められていないため、会社によってはボーナスをもらえない、もしくは減額されるケースはあります。 ボーナスについては法律ではなく、会社の就業規則などで規定されています。退職時のボーナスに関する規定をよく確認して、退職とボーナスをめぐるトラブルを未然に防ぎましょう。 出典 e-Gov法令検索 労働基準法 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部