「入れてくれればどこでもいい」退去日が迫る78歳、住まい探しに奔走 収入・貯蓄あってもオーナー側は『孤独死』など懸念 「決まらなかったらホームレスだよって冗談で...」
「高齢者?いいですよ、どうぞどうぞ。となれば最高」
退去日が迫るAさん。内覧から1週間後の10月8日、入居できることが決まりました。ただ、当初オーナーはAさんに部屋を貸すために懸念していたことがあります。 それは、「緊急連絡先」でした。 Aさん「私の実の姉(80代)が同じ区に住んでるので、緊急連絡先を姉にお願いするのが一番いいかなと思ったんですけど、私の姉も高齢ですので、管理会社から『高齢なので別の人にしてくれないか』って言われましたね」 オーナーは血縁関係がなくても高齢者ではない人を求めました。そこで、男性は職場の40代の店長に頼み、了承を得ることができました。すると、オーナーも貸すことに同意したといいます。 (Aさん)「まだ私もこれからあと何年生きるかわかりませんけど、かなり年を取ったときも、『高齢者?いいですよ。どうぞどうぞ』っていうぐらいのところがあれば最高だと思いますけどね」