京都アニメーション放火火災 各国大使館も弔意
「京都アニメーションを救おう」国内外から動き
京都アニメーションは通称「京アニ」として親しまれ、創業30年、アニメーション製作(TV、劇場、OVA)をはじめグッズ企画、製作、販売や出版、キャラクターデザイン・パッケージ制作、プロ養成スクールの運営などを事業として手がけてきた。2006年以降、「涼宮ハルヒの憂鬱」や「らき☆すた」、「けいおん!」といった若者の日常を舞台にした作品が立て続けに大ヒット、作品の素晴らしさが一躍「京アニ」の名を高めた。同社ホームページなどによると2020年度の定期採用選考も終盤に差し掛かっていたタイミングで、アニメーターなど専門職、マネージャーや総務・経理といった総合職ともに来年4月1日の入社を目指し今月下旬から8月上旬にかけて三次審査が行われる予定となっている。 今回の事件で2008年に完成した同市伏見区の第1スタジオが全焼、そして何より多数の人命が失われたことにより、ネット上には同社の存続を心配する声も出ているが、事件発生直後から同社救済のクラウドファンディングが海外で立ち上がったり、同社運営のダウンロードショップの利用を呼びかけたり、世界的に高く評価されてきた京都アニメーションを守ろうという思いや動きが国内外でみられる。