今年最後のWindows 10/11プレビューパッチがリリース ~Android共有がもっと簡単に
米Microsoftは11月21日(現地時間)、Windows 10/11の2024年11月非セキュリティプレビュー更新プログラムをリリースした。12月は年末休暇でリリースがないため、今年最後のプレビューパッチとなる見込み。 【画像】タスクトレイの短縮日付け表示、ファイルの右クリックメニューからAndroidへ共有する機能 ・Windows 11 バージョン 24H2:KB5046740 ・Windows 11 バージョン 23H2:KB5046732 ・Windows 11 バージョン 22H2:KB5046732 ・Windows 10 バージョン 22H2:KB5046714 「Windows 11 バージョン 24H2」における主な変更は、以下の通り。 ・「Tailored Experiences」はOS初期設定画面(OOBE)の「Personalized offers」に。[プライバシーとセキュリティ]設定ページで確認できる ・システムトレイに短縮された日付と時刻を表示。応答不可(Do not disturb)モードのトグルをONにしている場合、通知ベルのアイコンが表示されないことがある ・[スタート」メニューにピン留めしたアプリを右クリックすると、ジャンプリストが表示される ・アプリがフルスクリーンモードの場合、IMEツールバーが非表示に ・「エクスプローラー」やデスクトップのコンテキストメニューからAndroidデバイスへ共有。PCに「スマートフォン連携」(Phone Link)アプリをインストールして設定する必要がある ・Windowsの音声読み上げ機能とテキスト読み上げ機能が改善。言語ファイルを手動で更新するよう求めるメッセージが表示される場合がある これらの改善は一部の環境から段階的に展開されるため、アップデートしてもすぐには利用できないことがある点には注意したい。 なお、今回リリースされたのは、米国時間来月第2火曜日に予定されている月例の更新プログラム(パッチチューズデー)に先駆けテストされるプレビューパッチ。セキュリティ関連の修正は含まれておらず、適用は必須ではない。あくまでも新機能をいち早く試してみたいパワーユーザーや、組織で大量のデバイスを管理しており、自社環境への影響を事前にテストしたいIT管理者向けだ。一般のユーザーは来月のパッチチューズデーを待っても問題はないだろう。
窓の杜,樽井 秀人