“星目四灯”がパッチリと……メルセデス・ベンツ「GLEクーペ」の最新プロトタイプをキャッチ
メルセデス・ベンツはミドルクラスSUVであるGLEの改良型を準備中。これまでそのプロトタイプは捕捉されてきたが、このたびそのクーペバージョンの試作車のスクープに成功した。 【ギャラリー】メルセデス・ベンツGLEクーペ 改良新型プロトタイプ スパイショット メルセデス・ベンツは現在ミドルクラス・クロスオーバーSUV「GLE」の改良新型を開発中だが、そのクーペバージョンをスクープ班のカメラが初めて捉えた。 第2世代である現行型GLEは2019年に登場した。2023年に初のフェイスリフトが執行されたが、現在2度目の大幅改良に向けて準備が進められている。モデルの寿命を延ばすという決定はヨーロッパやその他の地域における内燃機関の終焉、または継続的な議論の結果であると考えられる。 先日捉えたGLEプロトタイプでは現在のEクラスセダンにすでに見られる星型のリアLEDを採用することが確認された。しかし、このたびの新しいスパイショットでは、フロントエンドにも昨年のCLAコンセプトで初めて見られた星型の処理が施されていることが鮮明にわかる。 ただし、GLEのテールライトには片側1つの星を配置するが、フロントライトユニットには片側2つの「四つ星」デイタイムランニングライトを備えている。来年にフェイスリフトされる「Sクラス」セダンにも同様のノーズが採用され、2026年のマイバッハGLSには積み重ねられた星の配置が採用される。 ライバルのアウディとは異なり、メルセデスはスプリットヘッドライトを採用しておらず、ロービームとハイビームのプロジェクターは、星と同じユニットに収められている。しかし、スイッチを入れるまでほとんど見えないように後ろに配置されているのがわかる。 新しいヘッドライトとともに、メルセデスは新しいグリル(今回はおそらくEクラス風のフレーム)を装備すると予想されるが、このプロトタイプのカモフラージュラップでは、現段階で断定できない。 パワートレインは最高出力258psを発揮する2.0L直列4気筒ターボエンジン、最高出力380psを発揮する2.0L直列6気筒ターボエンジン、最高出力386psを発揮し、EV走行距離77kmを備えたプラグインハイブリッド「GLE 450e」のキャリーオーバーが予想されるが、「GLE 580」に搭載されている最高出力517psの4.0リットルV8エンジンは、より強力な直列6気筒に置き換えられる可能性があるだろう。 また、2026年モデルのAMG「GLE 53 PHEV」では、最高出力435psのマイルドハイブリッドV6気筒から、最高出力543psを発揮する3.0L V6気筒フルハイブリッドに切り替わることが確定している。メルセデスがEVへのシフトチェンジを減速させていくなかで、このPHEVがGLEの将来において大きな役割を果たすことが期待されている。
APOLLO