【弥生賞】トロヴァトーレ動き上々 鹿戸師「一瞬の切れ味がすごい。能力がすごく高い馬」
「弥生賞ディープ記念・G2」(3月3日、中山) クラシック級との呼び声高いレイデオロ産駒の登場だ。新馬戦→葉牡丹賞と連勝中のトロヴァトーレは28日、美浦Wへ。2~3馬身ほど前を先導するスクルトゥーラ(5歳1勝クラス)が飛ばす流れを追い掛けると、直線はジワジワと脚を使い、僚馬に半馬身差まで詰め寄ってフィニッシュした。 6F79秒5-37秒0-11秒6の好時計。鹿戸師は「ケイコ駆けする馬と一緒に行って、ゴールを過ぎてから追い付いて1角あたりまで脚を伸ばした。いい調教ができましたね」と納得顔だ。 葉牡丹賞のレース後、騎乗したビュイック(今回はルメール)が「ダービー候補の一頭として名乗りを上げる馬」と絶賛した逸材。指揮官も「狭い所から伸びた前走を見ても、一瞬の切れ味がすごい。2戦とも余裕のある競馬だったし、能力がすごく高い馬です」と期待の大きさを隠そうとしない。 中山芝2000メートルは2戦2勝。「コース適性もあると思うし、いい馬場でやらせてあげたいね」とトレーナー。重賞初挑戦Vでクラシックへ弾みをつける。