BNP、中国の投資銀業務関連の人員を10%削減-2022年の事業拡大後
(ブルームバーグ): フランスの銀行BNPパリバは、中国の投資銀行業務に関連する人員を削減した。事情に詳しい関係者が明らかにしたもので、ディールメーキングの低迷を受けて、香港と本土を合わせ約10人を減らしたという。2022年に同業務を拡大してから初めての人員削減を実施した。
BNPは先週、投資銀行、コーポレートファイナンス、株式資本市場部門で、香港在勤の7人と本土勤務の3人を解雇した。関係者の1人によると、削減規模は中国関連部門の約10%に相当する。新規株式公開の承認に責任を持つマネジングディレクターも解雇されたという。
BNPは2022年に中国投資銀行チームを拡大し、株式発行・売り出しや国境を越えた合併をターゲットとするディールメーカーを20人以上増やした。今回の人員削減は主に、株式引き受け業務の担当者が対象だが、関係者の1人によるコーポレートおよびトランザクションバンキング部門でも削減を実施した。
BNPの広報担当者はコメントを控えた。
原題:BNP Cuts 10% of China Dealmaker Jobs After 2022 Expansion(抜粋)
--取材協力:Joyce Koh、Denise Wee.
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Cathy Chan, Julia Fioretti