2人のパンチが交錯（©RISE）

「RISE WORLD SERIES 2024 OSAKA」（6月15日、大阪・エディオンアリーナ大阪 第一競技場）のメインイベントで行われたRISEスーパーフライ級（-53kg）タイトルマッチ「」で王者・大﨑一貴（OISHI GYM）が政所仁（魁塾）を破り、2度目の防衛に成功した。 　2人は2020年7月に対戦し、その時は延長にもつれ込む接戦の末、大﨑が勝利を収めている。大﨑はその次戦で田丸辰を破りスーパーフライ級王座を獲得。その後も順調に勝ち星を重ね、昨年にはISKAオリエンタルルール 世界フライ級王座も獲得した。 　一方、政所はその後、「RISE WORLD SERIES 2021 YOKOHAMA」で行われた「RISE DEAD OR ALIVE 2021 -53kgトーナメント」の準決勝で風音に、2022年にはRISE初参戦の花岡竜に敗れるなどここぞという時に星を落とし、大﨑に大きく水を開けられるも昨年11月に行われた「RISE NEW WARRIORS スーパーフライ級（-53kg）トーナメント」を制し、今回の挑戦権をつかみ取った。

大﨑のロー（©RISE）

　1R、ともにオーソドックスの構え。圧をかける大﨑が左フック。政所も蹴りから左フック。大﨑は右カーフ。政所も右カーフ。政所の左ジャブに大﨑が右カーフ。圧を強めジャブの大﨑に政所は右カーフ。政所は足を使って圧をかわすが、大﨑は逃がさず右カーフ。政所は飛びヒザ。大﨑は右カーフ、左フック。政所は打ち下ろす右ローからワンツー。大﨑が一気に詰めてパンチも政所は足を使って逃げる。なおも圧をかけて前に出る大﨑。オープンスコアは3者とも10-10。 　2R、いきなり左右のローの大﨑。政所は右カーフ。パンチの打ち合いから互いにカーフにつなげる。大﨑のローの連打に政所はワンツー。圧をかける大﨑。政所は打ち下ろしのロー。そこにパンチを合わせる大﨑。政所の前蹴りに大﨑はロー。大﨑が前に出てロー。政所はワンツー。大﨑は前に出てワンツー。政所は右ロー、右ハイ。大﨑は右ボディー。政所はヒザ。政所は右ロー、大﨑は詰めてパンチ。ジャッジ1人が10-9で政所。 　3R、圧をかける大﨑。政所は下がりながらも右カーフ。大﨑は左ジャブ。政所は右ストレート。なおも圧をかける大﨑。政所は右ロー、ヒザ。しかし大﨑は詰めてワンツー、右ロー、左ボディー。政所にホールディングの警告が出る。圧をかける大﨑がワンツー、右ロー。政所が飛びヒザ。大﨑はワンツーから右ロー。なおも前に出てヒダリボディーの大﨑に政所は右ストレート。大﨑は強烈な圧をかけて左ジャブであごをはねる。政所は前に出る大﨑にヒザを合わせに行く。しかし大﨑の突進は止まらず。左ボディーの大﨑。ジャッジ3者とも10-9で大﨑。