でんじろう先生「週1ペースで新しい実験・アイデアを出している」“おもしろ実験”はどうやって思いつくの?
女優の永野芽郁(ながの・めい)がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「三菱重工 presents 永野芽郁 明日はどこ行こ?」(毎週土曜11:30~11:55)。「チャレンジ」をキーワードに、永野がリスナーと一緒に“新たな世界に一歩踏み出す”ヒントを探るラジオプログラムです。ゲストやリスナーの「人生が動き出した瞬間」について伺っていきます。 8月17日(土)の放送は、ゲストに“でんじろう先生”でおなじみのサイエンスプロデューサー・米村でんじろうさんが登場。この記事では、おもしろい実験ができるまでの過程について語ったパートを紹介します。
米村でんじろうさんは東京学芸大学大学院理科教育専攻科修了後、自由学園講師、都立高校教諭を勤めた後、科学の楽しさを広く伝える仕事を目指し、1996年4月独立。 NHK「オレは日本のガリレオだ!?」に出演して話題に。1998年に「米村でんじろうサイエンスプロダクション」設立。サイエンスプロデューサーとして科学実験などの企画・開発、各地でのサイエンスショーの企画、演出、テレビ番組の出演や監修、書籍の監修、実験装置の開発などを手がけています。 * 永野:今も新しい実験は考えていらっしゃるのでしょうか? 米村:ずっとやっている実験番組もあるので、週1本ぐらいの感じで新しい実験・アイデアを出しています。 永野:その実験は、どういうときに思いつくのですか? 米村:まずは、やってみることです。原型になる「こんなことをやってみよう!」というのがないといけません。たとえば“空気砲”も自由研究向きです。段ボール箱だけでできるので、持ちやすい大きさの段ボール箱をガムテープで組み立て、どこか1ヵ所に丸い穴を開ければ出来上がりです。 (ここで実践) 永野:わ~! すごい威力(笑)! 米村:10m離れても当たります。作って遊ぶと不思議さがわかりますよね。見ているだけ、聞いているだけでわかった気になっていることってわりと多いのですが、子どもたちには自分で作って遊んでみて、本当の面白さを体験してほしいんですね。それを発展させた面白いものは考えていても出てこないので、とりあえずやってみると。 永野:なるほど! 米村:そうすると、失敗したり面白かったり、もう少しここをどうにかできないかな? っていうことが出てきて、また次に挑戦する。試行錯誤と失敗のなか、たまに面白いアイデアが出てきます。あとは、反応がいいものがあると「こういうことに喜んでくれるんだな」とわかり、次のテーマを考えることができます。 永野:たとえば、ストローがあったら「これで何かできるかもしれないな」と思って、とりあえずやってみるということですか? 米村:そうですね。とりあえずストローを何百本も買って、毎日切ったり加工したりします。ひたすら手を動かして試行錯誤してやっていきます。 番組では他にも、でんじろう先生が“背中を押してくれる曲”について語る場面もありました。 (TOKYO FM「三菱重工 presents 永野芽郁 明日はどこ行こ?」2024年8月17日(土)放送より)
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