J1町田・藤田晋社長、初優勝には届かずも「結果からいうと大健闘」ACL初挑戦の来季へ大型補強には否定的も「さらなる補強は必要であると思っている」
◇8日 J1リーグ第38節 鹿島3―1町田(茨城県立カシマサッカースタジアム) 3位の町田は鹿島に敗れ、初優勝には届かなかった。前半に3失点を喫し、初昇格したシーズンにJ1優勝という夢は最後についえた。 町田の藤田晋代表取締役社長兼CEOは「ここまで健闘するとは正直、ぼくは思っていなかった。半分より上であれば、っていうくらいでいたら、途中で首位に立ったので少し欲は出たが、結果からいうと大健闘だと思っている」と話した。 首位で迎えた夏場には相馬勇紀、中山雄太という欧州帰りの日本代表クラスを迎え入れた。藤田社長は「優勝するというよりは、首位を争うクラブとして、J1昇格初年度に(チームの基盤を)固めるチャンスだと思って補強した」と言い、「完全に追い風が吹いていて、注目も浴びていた。選手からも期待されている状況で、勝負所として経営者として勝負した」と振り返った。 来季はACLにも初挑戦する。藤田社長はここ2年のような大型補強には否定的で、「いま、いる選手を中心に強豪クラブをつくり上げていきたいと考えている。現時点でも選手は質、量ともにそろってきていると思うが、さらなる補強は必要であると思っている」と話した。
中日スポーツ