「吉沢亮なら侵入してきても嬉しい」という人もいるが…。芸能人の「飲酒トラブル」がなくならない本質的な要因
公開まで約1カ月という短期間で、すでに決まっていた広告や放送枠の差し替えが必要となる。現在進行形で頭を抱えている関係者が多いだろうし、公開までに同作のCMを流すのも難しい状況だろう。 ■それでも、芸能人生に支障はなさそうな理由 このように、たった一度の酒のトラブルでも、直接的な被害を受ける関係者は数多く存在するわけだが、ただ、これで吉沢が芸能界を引退することはないだろう。むしろ、しばらくすれば無事に活動を再開できるに違いない。
筆者がそう考えるのは、下記の理由である。 (1)酒でトラブルを起こしながらも、復帰できた芸能人は枚挙にいとまがない (2)そもそも、日本は飲酒に甘い国である 順番に解説しよう。 (1)酒でトラブルを起こしながらも、復帰できた芸能人は枚挙にいとまがない 酒酔い運転で電柱衝突しただけではなく、パトカーとカーチェイスして逮捕された坂上忍、公園で全裸になって騒いだ草彅剛、酔ってタクシー運転手を蹴った元・サッカー日本代表の前園真聖、面識のない女性を殴った元・AAAの浦田直也、そしてタクシー運転手に噛みついたウエストランドの河本太など、酒関連のトラブルを起こしたものの、その後復帰した芸能人は少なくない。
もし、酒でトラブルを起こした芸能人の多くが、その後、芸能界に復帰できない状況だったなら、同様の事件は少しは減るだろう。 そう言えば、奥田民生が泥酔した状態でステージで演奏していたことに対し、トライセラトップスの和田唱がTwitter(現・X)で苦言を呈したことがあった。 しかし、これに対して奥田のファンからは「そんなことをSNSに書くお前はロックじゃない」と、まさかのバッシングを受けるという出来事も起きている。元アルコール依存症の筆者としては、「さすがに、酔っ払いを甘やかしすぎでは?」と思わなくもないが、飲酒がアーティストにとってネガティブなイメージに繋がるわけではないことがわかる。