腰痛ゴルファー必見! 八ヶ岳でゴルフしながらのリハビリに“シミュレーションも必要”な深い理由とは?
食材は地産地消と自律神経が安定する発酵食品にこだわる
完全オーダーメイドのリハビリメニューは単にゴルフの領域にとどまりません。食事に使われる食材は地産地消にこだわり、自律神経を安定させる発酵食品をふんだんに使ったヘルシーメニュー。心身ともに解放される温泉は7カ所もあり、選び放題でもあるのです。
「“医食同源”と“マインドフルネス”。今、この2つが健康のキーワードです。毎日フライドチキンやハンバーガーではダメなわけですが、この八ヶ岳というところは水もきれいだし、無農薬で作られた野菜もおいしい。伊豆から来る魚もたくさんあるし、牛肉やワインも上質のものが手に入る。長期滞在が可能であれば食品添加物などがないご飯を食べて、きれいな体になって帰っていただくことが可能です」 「マインドフルネスっていうのは、いわゆる自律神経、腸内環境を整えることにつながります。腸は第2の脳と言われていて、これが乱れると、もちろん血圧も上がるしイライラするしで、中には不眠になっちゃう人もいるんです。ここには天然の温泉が7つあるわけですが、お客様が希望されれば、オイルを額に流す『アーユルベーダ』(インド・スリランカ発祥の伝統医療)もご用意できます」 「さらには動物と触れ合えるととともに癒されるアニマルテラピーやデジタルデトックスもできる。この辺は環境がいいので電線が少ない環境ですし。長期滞在型の話になっちゃいますけど、2週間いていただければ、十分体の中をきれいにして帰っていただける」(以上、杉本医師) 小淵沢CCは医薬品開発支援のパイオニアであるシミックグループCEOの中村和男氏が提唱する「IKIGAI PROJECT」の一環でもあるのです。 その中村CEOもこれまで多くの故障を経験しています。 「中村さんも足を骨折したし、肩の腱板も切れちゃったし、腰も痛めました。ゴルフをやりたいから治すということで、私が手術しました。中村さんのお友達も私が手術してゴルフできるようになり、小淵沢CCとのご縁ができたわけです」 「PREMIUM MEDICAL SUPPORT」を主催する「IKIGAI GOLF Academy」の梅田有人代表取締役は「術後3カ月という皆さんに1回目は参加していただきましたが、今後は管理栄養士さんにメニューを作っていただいたり、合宿を通して睡眠の質なども先生に判断していただき指導を受けたりということも考えています」と、今後は多くのゴルファーに対応できる体制を整えていくことを確約しました。 リタイヤを覚悟したゴルファーが復活を遂げ笑顔とともにフェアウェイにカムバック。小淵沢CCでは、これからそんなシーンが日常的に起こるはずです。 取材・文/小川朗 日本ゴルフジャーナリスト協会会長。東京スポーツ新聞社「世界一速いゴルフ速報」の海外特派員として男女メジャーなど通算300試合以上を取材。同社で運動部長、文化部長、広告局長を歴任後独立。東京運動記者クラブ会友。新聞、雑誌、ネットメディアに幅広く寄稿。(一社)終活カウンセラー協会の終活認定講師、終活ジャーナリストとしての顔も持つ。日本自殺予防学会会員。(株)清流舎代表取締役。
小川 朗(日本ゴルフジャーナリスト協会会長)