「スクールに行きたくない」「頑張れない」と嘆く息子に悩みも「子どもは大事、でも自分も大事にしたい」高橋ユウが実践するトレードオフにしない子育て法
■パーフェクトは無理、頑張る自分を褒めて認めたい ── 現在、子育てとお仕事のバランスはいかがですか?
高橋さん:お仕事をしているときは子育ての息抜きをしているなと感じますし、その逆も同じです。 実は先日、姉とフィリピンへ旅行に行ったんです。以前なら子どもを残して旅行に行くなんて考えられませんでした。しかし、次男が生まれ、昨年あたりから自分の見たい世界ややりたいことも大切にしたいと感じるようになったんですね。 例えば、訪れた先がすごくいい場所であれば、今度は子どもたちを連れて行きたいと思うし、その景色を見せてあげたい。そうすることで子どもたちの世界をより広げられますから。また何よりも、親がやりたいことを我慢している姿よりもやりたいことを楽しんでいる姿を子どもは見ていると思うので。
── 子どもは大事、だけど自分の気持ちも我慢しない。そのバランスを見つけることが大切になりそうですね。 高橋さん:そうだと思います。だから両方をパーフェクトにこなすことはできなくてもいいんじゃないかなと。実際に私自身できていないことばかりですから。「まあいっか」と肩の力を抜いて考えられるようになって気持ちが楽になりました。 それよりも完璧ではなくてもいいから、家庭もやりたいことにも頑張って向き合っている自分を否定せず「偉いね、頑張っているね」と認めて褒めてあげながら過ごすようにしています。
── 素敵なお話をありがとうございます。これからやってみたいことはありますか? 高橋さん:お仕事の話でいうと、今は子どもたちとの生活が中心のため、同じような環境の人たちにも自宅でセルフケアができるような商品づくりに挑戦してみたいと考えています。 あとはもっと世界を広げたい。家族と一緒にいろんな世界を見てみたいです。旅行だけでなく、例えば夏休みを利用して短期間で子どもと一緒に留学するのもいいんじゃないかなって。私自身、留学してみたいという想いを持ったまま大人になったため、子どもと一緒に留学もできるんじゃないかと最近考えています。そういうふうにいろんな土地に行って自分や家族の視野を広げていけたらいいですね。
PROFILE 高橋ユウさん 1991年1月19日生まれ 滋賀県出身。モデル・タレント。『Cawaii!』の専属モデルを経て、テレビドラマ『仮面ライダーキバ』、ミュージカル『美少女戦士セーラームーン』シリーズなどで女優としても活躍。2018 年にK-1元世界王者のト部弘嵩選手と結婚し、現在は二児の母として子育てと仕事を両立している。 バラエティー番組等に多数出演するほか、コメンテーターや YouTubeでも活躍中。 写真提供/高橋ユウ
山田優子