「スクールに行きたくない」「頑張れない」と嘆く息子に悩みも「子どもは大事、でも自分も大事にしたい」高橋ユウが実践するトレードオフにしない子育て法
次男はまだ1歳でやんちゃなタイプ。どんどん突き進んでいくのでケガも多いんですよ。この先、兄弟の性格やタイプによって伝え方なども考えていくことになりそうですね。
■両親がしてくれたことを子どもたちに ── 子育てをするうえで、ご両親の子育てを参考にされることは多いんですか。 高橋さん:はい。よく参考にしています。先ほどの「頑張らなくてもいいよ」という声かけもそうですが、他にも両親が私たち4人の子どもたちにしてくれたように、私も息子たちを褒めて愛でまくっています(笑)。
たとえば子どもたちが寝る前に、「(長男・次男の名前を呼びかけながら)あなたは強い、カッコいい、やさしい、スペシャル」と伝えているんです。 あとは、私が両親に対して絶対的な味方だと感じていたように、息子たちが外の世界で迷ったことがあったとしても、家には絶対的な味方がいると感じてほしいですね。だから、家に帰ると明るいな、ホッとするな、という家庭をつくりたいんです。 母が子どもたちとダンスをしていたように、私も子ども向けの歌番組の音楽に合わせて全力で踊っているんです。すると、息子たちは嬉しそうに見てくれるんですよ(笑)。ただ家事をしている姿だけでなくて、そういう一瞬一瞬を楽しんでいる「母」としての姿も息子たちに伝わったらいいなと思いますね。
── ちなみに高橋さんのご両親はどのように子育てをされていたのでしょう。 高橋さん:これが不思議なもので、きょうだいはいつも「自分が一番愛されている」と思っていると思うんです。思い返せば、両親は私たちきょうだい一人ひとりのそれぞれの時間を大事にしてくれていたなと。だから、「私だけが両親に見てもらえなかった」という感覚はありませんでした。 ── なるほど、親の愛情のかけ方が上手だったからこそ、きょうだいの仲もいいのでしょうね。
高橋さん:そうかもしれませんね。両親はきょうだい同士で比べることはしませんでしたから。「みんなすごい」という感じで接してくれていました。だから、次男が生まれたときは、長男が寂しくならないように「長男の時間を大切にしないと」と思っていたんです。でも今は次男も大きくなってきたので、これからは兄弟それぞれとの時間を大切にしたいなと思いますね。