「スクールに行きたくない」「頑張れない」と嘆く息子に悩みも「子どもは大事、でも自分も大事にしたい」高橋ユウが実践するトレードオフにしない子育て法
現在4歳の長男と1歳の次男を育てる高橋ユウさん。日々直面する子育ての悩みについては、夫の卜部弘嵩さんと一緒に試行錯誤の連続だといいます。(全4回中の4回) 【画像】「目元はお母さん似?」長男&次男出産直後など、高橋夫妻の貴重な家族写真を公開(全19枚)
■子育てに奮闘する日々 ── 最近、子育てをするうえでどのような悩みがありますか? 高橋さん:最近は長男がいろいろおしゃべりが上手になり、「スクールに行きたくない」「頑張れない」「恥ずかしいもん」など、自分の気持ちを言うようになってきたんですよ。そのときにどんな声かけをしてあげたらいいのか悩みますね。
── 今はどのように? 高橋さん:「頑張らなくてもいいんだよ、毎日スクール行くだけで、本当にすごいんだから」と伝えています。私も父から同じように「頑張らんでええで」と言葉をかけられて、それで心が救われていたので。それでも、息子は「やだー」と駄々をこねることもあるんですが、素直にスクールに行ってくれることが多いです。 あとは息子の楽しみを提案しています。「今日頑張って、明日も頑張ったら、その次は電車に乗りに行こう」と。長男は電車が好きなので喜んでくれていますが、もう少し大きくなったら違う接し方も必要だなと感じますね。
── 元格闘家で夫の卜部さんはどのように息子さんと接しているのですか。 高橋さん:夫も息子に対して「頑張らなくてもいいよ。とりあえずスクールに行ってみようよ」というスタンスで、基本的には私と同じです。いっぽうで、私と違うところもあるんですよ。 たとえば、少し前の話ですが、以前長男が通っていたスクールでお友達と遊んでいたときに下唇をケガしてしまったことがありました。遊びのなかでケガをするのは仕方がないことなのですが、夫は「本当に偶然だったのか?お友達に背中を押されたんじゃないのか?」と気になっていたようです。
そこで私がいない間に夫が長男に「正直に話してごらん」と聞き出していたようなんですね。結局、お友達に背中を押されてケガをしたことがわかって、それを聞いた夫は「やられたなら明日、やり返してこい」と。 ── それを聞いて高橋さんとしてはどう思われたのでしょう? 高橋さん:やり返すのはやめて!と思いました。でも、夫の気持ちもわかるんですよ。夫としてはやられっぱなしの精神ではなく、「やられたらいつだって、俺はやり返せるんだぞ」という精神を教えたいようなので。だけど、長男は繊細で優しいタイプなので、その塩梅を伝えることは難しいなと感じます。