初秋の味覚「京たんご梨」初せり
京のブランド産品でみずみずしい初秋の味覚「京たんご梨」の初せりが、京都市下京区の京都市中央卸売市場で行われました。 29日午前6時、威勢のいい掛け声とともに初せりが始まり、次々と京たんご梨が競り落とされていきました。「京たんご梨」は、京丹後市久美浜町と網野町のおよそ12ヘクタールで栽培されている「ゴールド二十世紀梨」のうち、糖度や重さなど基準を満たしたもので、シャリシャリとした食感とさわやかな甘みが特徴です。生産者によりますと、ことしはカメムシの影響で、最高ランクの「秀」の出荷量が全体の半分程度になる見込みですが、降水量が少なかった分、甘みが強いということです。初競りでは、3ケース24玉で最高値7500円の値が付きました。競り落とされた京たんご梨の多くは、京都市内の店頭に並び、9月下旬までにおよそ150トンが出荷される予定です。